ワールドカップ 2.
当然のように朝のワイドショーはワールドカップ一色。
もう一色、野球賭博問題もあったが、圧倒的にワールドカップが画面を占領していた。
かくいう私も、昨日は眠いのを我慢しながらテレビを見ていた。
ピンチになると胸がキュッとなり、チャンスに胸を踊らせ、チャンスに特典が入らないとまた胸がキュッとなる。
高血圧が心配の今日この頃の私としては、健康上よくない試合展開だった。
テレビ報道がサッカーと野球賭博一色になってしまっているのは不満なのだが、やはり応援してしまう。
試合終了が深夜という時間帯にもかかわらず、平均視聴率が57.3%だったというから驚きだ。
つい数年前までは経済大国として世界に君臨した我が国も、いまは景気低迷だの消費税増だの政治の迷走だの、問題を山ほど抱えていてる。
一番の自慢であった経済大国の座も中国にその座を譲った。
もう一つの自慢であった技術大国の座も、韓国その他の新興国に追い越されそうになっている。
サッカーも、開会前の予想では、解説者も関係者も、テレビも新聞も、みんなが負けを予想していた。
それも大敗をだ。
日本は、経済も、技術も、なんにも世界に自慢できるものがなくなってしまって、日ごろからそれを感じている国民は、サッカーについても期待をもつ元気さえなくしていた。
それが、ふたを明けてみると予想を裏切る快挙だった。
久々に希望を持たせてくれるできごとだった。
テレビ報道のやり方については素直に認められないところもあるのだが、今回の日本代表の活躍は文句無しに讃えたい。
参議院議員選挙の投票日まであと11日。
首相交替も、サミットも、消費税も、なんとなく霞んでしまっている。
サッカーと野球賭博の方が視聴率はとれるのかもしれないが、私たちの将来を託さなくてはならない政治に対して興味をもたせる報道もお願いしたい。
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