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2010年6月23日 (水)

紫根と選挙

 昨日、「魔女たちの22時」というテレビのバラエティ番組で、紫根という薬草を使って化粧水を使ったら、肌が劇的にきれいになったという話をしていた。

 30代でひどい更年期障害になって、見た目が完璧なおばあさんになってしまった50代の女性が、この手作りの化粧水を使って、なんと20代も若返ったというのだ。

 この手の番組では、出演している役者たちが、めちゃくちゃオーバーなリアクションをとる。


 「うわーーーー~~~」「えーーーーーーぇっ~~~」と、それはそれは、さもびっくりしたように大騒ぎする。

 大騒ぎできないタレントはお呼びがかからないわけで、リアクションの上手なタレントは、いろんな番組から声がかかるわけだ。


 だから、タレントたちも次の仕事をもらうために、競争で驚きのリアクションをとるわけだ。


 で、それを見た単純な視聴者たちが一斉にその商品を買いに走り回るわけで、この消費の低迷している今の世の中で、GDPの上昇に貢献しているわけだ。


 いつものことであるが、噂の主体である本人が登場するまでに、リアクション芸人たちのオーバーなリアクションの表情を2度も3度も見せられることになる。


 「いい加減に本人をださないと、チャンネルを帰るぞ!」と思ってチャンネルに手をかけるころに本人が登場する。


 これも、お決まりであるが強烈なライトを目一杯に照射して、肌の色は真っ白、普通にあるはずの皺まで消し飛んでしまっている。



 リアクション芸人たちの反応を何度も見せられた、期待で心臓をどきどきさせていた僕は、本物を見て「な~~んだ」とがっかりする。

 これもお決まりのことなのだ。



 ということで、さきほどスーパー、ドラッグストアーを廻ってみたが、案の定紫根の姿を見つけることはできなかった。




 またしてもテレビの影響力のすざまじさを感じさせられた。



 
 バナナがスーパーの店頭から消えたのも最近のことだし、納豆も消えたし、寒天も消えた、そして杜仲茶も消えた。

 これらは全部ダイエット効果のある商品で、僕はその都度、やすやすとテレビの陰謀にひっかかっている。

  

  テレビはなんでも消してしまうのだ。


 引田天功、ミスター・マリック、セロ、そしてかっぱーフィールドも真っ青のイリュージョンだ。

 世界的な超マジシャンだって、日本中のバナナを隠してしまうことはできないだろう。

 

 それを簡単にやってのけるのがテレビの怖さなのだ。


 それなのに、わかっちゃいるけどやめられなくて、その都度その口車に乗ってしまうのが馬鹿な視聴者たちで、僕もまったくその一人なわけで、馬鹿が山ほどいるからバナナが無くなったりするわけだ。


 これだけ馬鹿が多いから、馬鹿を恥ずかしがることはないので、これも余り裕福でない庶民の、いわば余り金のかからないゲームみたいなものなのだ。



 僕の体験を話すと、寒天の時は放送の次の日にいったら、どこにも寒天は見当たらなくなっていた。


 ちょうどそのとき、うちの愚息が近くのマックスバリューというイオンの系列のスーパーのレジのバイトをしてたのだけど、放送が終わるやいなやバーー~~っとおばさん達が入ってきて、みんなでかんてんの争奪戦をやっていたそうだ。

 当然、愚息はテレビは見ていないわけで、突然おばさん連中が大勢でおしかけて来て、どうしてだろうと思っていたら、その何人かに寒天の置いてある棚を聞かれて、どうして寒天がこんなに売れるんだろうと思っていたらしい。


 僕は市内の何カ所かのスーパーやドラッグストアーを探しまわったけど、結局寒天を見つけることができなかった。

 それでひらめいたのがインターネット通販だったのだが、このときはインターネットの通販店でも商品品切れが続出していて、やっと在庫がある店をみつけたと思ったら、バカ高い値段のものしかないし、僕があと100年いきても使いきれない量の寒天を買ってしまった。

 こんな体験を積んでいる僕は、杜仲茶のときは寒天の時の経験を無駄にしてはいけないと、テレビの番組の途中ですぐさまマックスバリューに駆けつけたのだが、時すでに遅し、僕よりテレビ通のおばさんたちに杜仲茶を先取りされてしまっていた。

 杜仲茶があったと思われる棚がすっぽりと空になっていた。


 テレビに洗脳されてしまった僕は、その足でスーパードラッグコスモス川原崎店に走り、そこも売り切れだったので次にコスモスのライバル店である救命堂に行き、みどり薬品に行き、もう一軒だけ祈る気持でコスモス薬品浜店にも行ったのだが、全部売り切れていた。

 このときもインターネットで手に入れようとも思ったのだが、一晩眠って冷静になった僕は寒天の二の舞をしてはいけないと、大量購入の被害は免れた。


 そして、結果は太ったままなのだ。

 テレビは平凡に暮らしている庶民の健全な精神を攪乱して、そよ風を嵐に変えるのが役目だから、とにかく話をオーバにしなくてはいけない宿命にある。

 それを分かってて、非難したい僕みたいな人間までを走り廻らせる。

 つくづくテレビは恐ろしい。

 
 使いようでは核爆弾に匹敵する兵器ともなりうる。



 明日は参議院選挙の公示日だ。



 平凡な国民たちは、またテレビに翻弄されることになるのだろう。


 僕は、僕を目隠ししてくるテレビの手をちょっとだけでも払いのけて、じっくりゆっくり見てみようと思っている。


 

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