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2010年7月23日 (金)

親指シフト

 私のパソコン歴は結構長い。

 だからといってパソコンの達人ではない。

 いまだに私にとってパソコンは底の見えないブラックボックスでしかない。

 なんとなく自分が使える部分だけを使っている。

 私のパソコン歴を披露すると、Windowsの前のMS DOS、さらにその以前のBASICの頃にポケットコンピュータというのがあってそれをいじってみたのが最初の出会い。

 取り扱い説明書にあった簡単なローン計算のプログラムを、そのとおりに打ち込んでみたら、ローン計算ができた。

 仕事がらそのポケットコンピュータ(電子手帳をちょっと大きくしたようなサイズ)を鞄にしのばせて、お客様の住宅ローンの概算を出すことがうれしかったものだ。

 しかし、それ以上BASIC(コンピュータ言語のひとつ)を勉強することもなく、その頃にでたワープロの専用機に興味は移った。

 最初に東芝が出したワープロ専用機は、大きな事務机そのもので、机の引出し部分が本体で机上にディスプレイとキーボードを設置していた。

 価格も600万円以上だったと記憶している。

 そのご、改良機が300万円くらいになって、その後卓上型の100万円を切るものが開発されたころから一般企業に普及して言った。

 それでもまだまだ一般に普及するような価格ではなかった。

 1980年代の半ば過ぎに30万円を切るものが出始めて、私が最初に買ったワープロはフロッピードライブが別売りで、フロッピードライブをいれると30万円弱だったように思う。

 ディスプレイは液晶で、現在の電卓の液晶くらいの大きさしかなかった。

 文字は15文字くらいしか表示されず、16字目以降の文字を打つと、ディスプレイ上の文字はずるずるとずれていくといった具合だった。

 漢字も第一水準JISにしか対応しておらず、生まれたばかりの私の息子の「翔太朗」の「翔」は入っていなかった。

 第二水準JISについてはオプションのフロッピーで供給されていて、それが20000円位した。

 今思えば、当時の20万円台のワープロは実用に必要な機能が欠けていた。

 次々に機能が増えた機種が発売されて、買換えざるを得ない状況だった。

 私が最初に買ったのはリコーのマイリポートという機種だったが、10カ月足らずで同じくリコーの新型のブラウン管型のディスプレイのついた機種に買い換えた。

 このとき同じメーカーでの買換えであったにもかかわらず、データーの互換がとれず、今までに打った文書を全部打ち直さなければならなっかった。

 しかし、この機種も矩形の切り取りや移動(パソコンで言うカットアンドペースト)ができなくて不便を感じていたところ、半年もしないうちにそれが可能な機種が同じ値段で発売されたので再度買換えを計画した。

 このとき、またリコーでの買換えを検討したのだが、またしても新機種と古い機種間のデータの互換性がないという。

 このときには、作成していた文書の量が相当増えていて、それを全部打ち直ししていては大変だと思い他のメーカーの状況をいろいろ調べてみた。

 どのメーカーも初期の段階においては同一メーカー内においても先行機種と後発機種間でのデーターの互換がとれていないものが多かった。

 ただ、唯一富士通の「オアシス」だけが、一番最初の機種からデータを新機種でも使えるように設計していた。

 そのメーカーの姿勢に感激して、次の買換え機種を「オアシス」に決めた。

 そこで、本日の表題になっている「親指シフト」の登場になる。

 もし読んでくれている方がいらっしゃったら、「お待たせしました」




 「親指シフト」の評判は定評があって、それは私も知っていた。

 石原慎太郎さんを始め、小説家の多くがオアシスを使用していた。

 とりわけ「親指シフト」なるものが、日本語の入力については抜群の力を発揮していて、「オアシス」の「親指シフト」利用者のほとんどがブラインドタッチ(タッチタイピング)ができていた。

 私としては、ローマ字入力がやっと慣れてきたころだったのでちょっと迷ったがこの「親指シフト」タイプの「オアシス」を購入した。

 親指シフトとは、キーボードの一つのキーがひらがな2つを受け持っていて、通常のタイプでは使うことのない親指の位置にシフトキーがあって、親指のシフトキーを押すことによってキーボードが担当する2つのひらがなを使い分けるというものだ。
(こんな説明じゃわからないだろうなあ)

 とにかくローマ字26文字分のキーボードの範囲にひらがな全部が配置できている。

 

 ということで、「親指シフトのオアシス」を買ったのだが、買ってしばらくの間は今までにリコーで作成した文書を全部「オアシス」に入力することになった。

 独特のキーボードに慣れていないので、打ち替えの文書を入力する前の10分間くらいを付属している練習ソフトでワープロに付属している練習ソフトの練習時間にあてた。

 すると、なんということでしょう、1週間で50パーセント以上は手元を見ないでタイプが打てて、2、3週間目にはほとんどタッチタイピングができるようになっていたのです。

 この親指シフトのタッチタイピングに慣れてしまった人は、ローマ字入力に違和感を感じるようです。

 親指シフトはあくまでもひらがな入力なので、頭で考えたままにタイピングするという感覚です。

 自分以外のパソコンを扱う場合は、ローマ字入力で入力することになるのですが、頭で考えたことを一瞬ローマ字に翻訳して書くというイメージになります。

 それに違和感を感じるのです。

 パソコンの普及で、富士通も親指シフト配列のキーボードの一般販売は終了しています。(オプションで親指シフトは買えますが)

 それで、一時期は私も練習ソフトを買ってローマ字入力の練習をしようかなと思っていましたが、文章を書くにはやはり「親指シフト」は必需品です。

 だらだらと、思いつくままにブログが欠けるのも「親指シフト」のおかげです。

 この親指シフト。

 富士通さんの特許ですが、特許は開放しているものです。

 これから先に普及していくことはないと思えますが、いまだに富士通さんはサポートしてくれていますし、キーボードの製作を続けてくれています。

 最後になりましたが、富士通さんの「親指シフト」に対する責任感には感謝しています。

 

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