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2010年7月 2日 (金)

テレビ報道の不確実

 今朝のやじうまプラスで、だったかな?なにせチャンネルをちょこちょこ回して見ているもので、「消費税の問題で、小沢さんが菅内閣を批判する発言をしたことに対して、菅さんが不快感をあらわした」と新聞が言っているという解説をしていた。

 昨日の報道ステーションで小沢さんの批判発言について聞かれたとき、菅さんが小沢さんに対して不快感をあらわにしたというようなことだった。

 私は報道ステーションを見ていたのだが、菅さんは古館氏が小沢批判に対して菅さんから小沢さんを非難する言葉を引き出そうと、何度も同じ質問をくり返していた。

 菅さんは、小沢さんとの摩擦を避けたくて、小沢さんを直接非難するような答えをせずに、その質問にたいしては逃げていた。

 このときの古館氏の質問のやり方は、なんとか菅さんの失言をひきだそうという気持だけなのが見え見えで、見ている私も不愉快であった。

 菅さんはその古館氏の浅薄なしつこさに腹立たしさを隠せない感じになってしまったが、小沢さんに不快感をあらわすような発言はしなかった。

 見ている私にはそう見えた。

 生放送だったから、古館氏と菅さんの会話は編集無しのものだ。

 その対話をみて、私は菅さんは小沢さんとの関係悪化を避けたいからその話題から逃げたいという態度に見えた。

 加工なしでの会話を見ている視聴者がどう感じるかは、視聴者の個々で違ってくるのは当然のことだ。

 ただ、その発言を切り取って、「小沢さんの批判発言に不快感をあらわにした」という報道だけしか見ていない視聴者は、菅さんが明らかに小沢さんを非難しているのだと思ってしまうだろう。

 これが報道のこわさで、メディアが思う方向に話を脚色して報道していることを改めて知らされた。

 

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