猛暑日、熱中症に思う。
朝から暑い。
出勤して事務所の温度計をみたら、31.6度。
なんじゃこら、温度計の間違いじゃないか?
と思っていたけれど、座っているだけなのに汗が吹き出る。
んーー、やっぱり31度なのだと、エアコンを入れた。
私が子供の頃は、こんなには暑くなかったような気がする。
夏はやっぱり暑かったが、30度を超すと「暑いね。今日は30度を超しているものね」なんて会話をしていたような気がする。(写実的な会話分にすると「あちーねー。今日は30度超しちょるもんね」なのだが)
30度を超すと真夏日、35度以上になると猛暑日というらしいが、毎日35度を超すなんてことはあまりなかったように記憶する。
やっぱり地球は温暖化しているのかもしれない。
今朝のニュースによると、梅雨明けした今月17日から29日までの約半月の間に、熱中症による死者が全国で200人を超えているという。
約9割が65歳以上の高齢者で、自宅など屋内での死亡例も目立っている。
8月上旬にかけ再び猛暑が強まる恐れがあるので、気象庁などは、こまめな水分補給などの対策を呼びかけている。
熱中症による死亡した人の数は、東京都観察医務院や各地のの消防、警察などの情報をまとめたもので、全国で少なくとも217人に上る。
草むしりなどの農作業や散歩の途中に亡くなっている人が多かった。
79歳と87歳の夫婦が、窓を閉め切った自宅マンションで死亡していた。この夫婦の部屋は扇風機のみで蒸し風呂状態だったそうだ。
一方、若い人が亡くなる例もあり、30代男性が道路工事現場の警備中に倒れたり、40代男性が自転車レース中に倒れるなどしている。
熱中症は、日差しがなければ大丈夫と感じるかもしれないが、実際は屋内も危険で、クーラーを使わずに亡くなる高齢者が多いそうだ。(以上、時事通信)
この熱中症という言葉は、もうすっかり夏の季語のように定着してしまっているが、私たちの子供のころは「熱射病」という名前で呼ばれていた。
「熱射病」というと、日差しの強い戸外に限っての病気に思えるので、「熱中症」という呼称に切り替わったのだろう。
実際、室内で亡くなる方が多いようだ。
「エアコンは身体に悪い」「暑いときは汗をかいているほうが健康にいい」と言われていたが、最近の医学では暑いときはエアコンを有効に使って熱中症の予防をした方がいいということになっている。
冷し過ぎは良くなくて、室外との気温差5度程度が適温なんて言う人もいて、その人の理論だと室外が35度の時は室内は30度に設定しろってことになるけど、30度って気温はやっぱり暑い。
気温35度の時には28度位にだと少し心地よいかなと感じる。
気温に対する好みも人それぞれで、室温を25度以下にしている人もいるようだが、私はそれだとちょっと寒い。
寒く感じるくらいでないとエアコンの意味がないという人もいる。
だけど、そこまで冷やしてしまうと身体の体温調整機能が狂ってしまう。
今朝のワイドショーで黒部ダムからの中継をしていた。
なんと、気温21度。
スーツを着込んでいる男性アナウンサーは寒いと言っていた。
真夏の21度は寒く、真冬の21度は暑い。
気がつかない間に季節は変わり、季節にあわせて身体も変わる。
35度の猛暑の中にいると、28度は心地よく感じられる気温だ。
人間にも残っている身体の適合能力を実感させられる。
私は、お遊びで、炎天下での運転中に車の窓を閉め切り、エアコンを切って見ることがある。
10分もすると、車内の温度は40度を超してしまう。
それでもぐっとがまんして、しばらくして車の窓を開ける。
すると、一瞬外の気温が涼しく感じられる。
バカバカしい遊びだが、皆さんも一度やってみられては。(笑)
こんなことを書いていたら、仕事でも同じことが言えるのではないかと思えてきた。
私よりもずっとハードに仕事をしいてる人もいる。
私にとって、40度の猛暑状態の環境の中で、猛烈に仕事をしている人もいる。
いつも25、6度のぬるま湯のような中で仕事をしている私は、30度の状況に遭遇すると暑くてやってられないと思ってまいってしまう。
しかし、40度状態の中にいる人は、30度の状況はなんでもないこと。すいすいと涼し気にものごとを片付ける。
私は、何十年もぬるま湯状態にいるのだが、猛暑の車の中でエアコンを切って遊ぶように、仕事でもエアコンを切って猛暑を我慢してみようか、などと思っている。
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