行方不明高齢者と行旅死亡人
所在不明高齢者が多数見つかっているというニュースに関連して、「行旅死亡人(こうりょしぼうにん)」を知った。
身元がわからないまま亡くなった場合や、身元がわかっても遺体の引き取り手が現れない場合は「行旅死亡人」と呼ばれる。
杉並区113歳女性の子供たちの、母親の行方へについてまったく関心がないような話ぶりに不自然なものを感じたのだが、自分の理解の範疇を超えたいろいろな人間関係があることを知らされた。
行旅死亡人は、地方自治体が遺体を火葬し、遺骨とて保存。、そして、死亡推定日時、性別、推定年齢、身長、体重、外見の特徴、所持品、発見場所などが市町村長名義にて、官報で広告掲載し、引き取り手を待つことになる。
官報 行旅死亡人 http://www.geocities.co.jp/Milkyway/2392/
また、所持品から身元が判明した場合でも、遺体の埋葬や火葬を行なうものがないときは行旅死亡人と同様に地方自治体の取扱になる。
こんな話を聞くと、所在不明高齢者のニュースに登場した人たちが特別な人ではないことだと思える。
一方、去年1年間に家族などから行方不明者として81544人の届出が出ている。
このうち70歳以上の高齢者が101,707人もいる。
行方不明のままの人や、行旅死亡者で戸籍や住民票が残されたまま生存していることになっているケースも考えられる。
戸籍や住民票の上だけで生き続けている人がどれだけいるのだろうか。
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