B-1グランプリ
今朝のワイドショーで全部の局が「B-1グランプリ」を大きくとりあげていた。
「B-1グランプリ」というのはB級のご当地グルメを一同に集めて味の人気を競う競技会だ。
2006年に第一回大会を青森県八戸で開催して以来、全国にご当地グルメブームをまきおこした。
過去の大会で上位入賞したB 級グルメは、あっという間に全国区となって町の活性化・町起こしに大いに貢献している。
「富士宮やきそば」「横手やきそば」「八戸せんべい汁」「静岡おでん」「厚木シロコロホルモン」「津山ホルモンうどん」いずれも上位入賞して市町村外、県外からお客さんを呼び寄せ、その経済効果は数十億円になるところもある。
今年の受賞で私の興味をそそったのは、2位になった岡山県の「ひるぜん焼きそば」だ。
「ひるぜん」というのは岡山県真庭市のはずれにある蒜山(ひるぜん)高原エリアで人口5000人くらいのところらしい。
町おこしのためにミニテーマパークみたいなものも作っていたようだけどジェットコースターも観覧車も人が乗っていなかった。
外からお客を呼びたくていろいろやっているのに人が全然来ないようだ。
それで、「ひるぜん焼きそば」で起死回生を図っての今回の参加だったようだ。
町の命運を担って時間をかけて、全力をあげて必死の準備をしてきた様子が取材されていた。
その結果、見事に2位になったというわけだ。
テレビがこれだけとりあげるから、グランプリ出店の経済効果は絶大なのは当然のこと。
だけどその効果は一時的なものという局面もある。
話題につられて食べにきてくれた人が、また来てくれるようにならないと止まったままの観覧車があるテーマパークと同じことになる。
ともあれ町民有志が一所懸命になって企画参加した各参加グループの方々の今後の繁栄を祈りたい。
またこの報道で、地方都市の疲弊はどこも悲惨な状況だということもわかった。
どの地方都市でもシャッターをおろしている商店街ばかりだ。
私の町も商店街はシャッター通商店街となっている。
何もしないところに未来はないと思い知った今日の出来事でした。
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