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2010年9月24日 (金)

ちょっと楽しいこと

 最近、ちょっとした楽しみがある。

 どうってことのないことなのだが、なぜか私にとっては楽しいのだ。



 数日前に、私の事務所の前に不用品プレゼントコーナーを作った。

 不用品プレゼントコーナーとはなにかというと、

自分にとって不要になった品物を、欲しい人に無料で差し上げる棚のことだ。



 最近ちょっとしたブームの片付け術やら、整理術の本を読むと

片付けるためには、まずいらないものを処分しなさいというのが

流行りのようだ。


 私らの年齢の者は、なかなか物をすてられない。

 いつか使うかもしれないと思って、ひたすらひたすら物をためこんでしまう。


 そして物があふれ、必要なものを探すと見つからない。

 それで何か片付けの特効薬はないものかと、

「片付け術」「整理術」なる本を読んでみるのだが、

最近の片づけの主流は「片付け術」とは、すなわち「捨てる技術」になっている。


 いつか使えると思って取ってある品物がたくさんがあるが、

1年間一度も使わなかった物は、ほぼ永遠に使われることはないと言っている。

 実に、その通りだとは思うのだが、まだ使えるものを捨てるのは忍びないというのが私たち世代の心情なのだ。


 私は文房具が趣味なので、ボールペンなんかの新製品が出るとつい買ってしまう。

 しかし、私にとっての文房具は趣味の部分もあるものだから、書き味なんかが気に入らないときは、使わずにしまい込んでしまう。

 ましや、ノベルティー景品として無料で貰うボールペンやシャープペンシルはそのまま机の奥にしまい込んでしまうことになる。

 だからといって捨てる勇気はない。



 先日、机を片付けていてたら、そんな品物がたくさんあることに気がついた。

 本に書いてあったように、思い切って捨てようと思うのだが、それがなかなかできないのだ。


 それで思いついたのが「不用品プレゼントコーナ」だ。

 私の会社は歩道のあるバス通りに面していて、結構人通りがある。

 学校の通学路にもなっている。

 だから、ボールペンやシャープペンシルだったら小学生に持って行ってもらえるのではないかと思い、事務所の前に小さな机を置いて「ほしい物があったら自由におもちください」という張り紙をして置いてみた。

 すると、気がつかない間に全部無くなっている。


 うちの事務員さんにいらないかと聞いても「いりません」と言われた物なのだけど、やっぱりもらってくれる人がいた。


 これに気をよくして、その後使わないまましまい込んでいた物をちょこちょこ出しているが、売れ行きは好調だ。


 不用品といっても、あまりにも古くて汚いものは出さない。

 古くて汚いものだったら、さすがの私だって捨てることができる。

 捨てるのには心が痛む物を出している。



 例えは悪いかもしれないが、魚釣りが好きな人が釣れることを期待して釣り糸を垂らしている心境がこんな感じかもしれないなと思う。

 「これ誰かが必要として持って行ってくれるかな?」と思いつつ、「プレゼントコーナー」に並べてみる。

 そして、ふと気がつくとそれが無くなっている。


 「ああ、あれを必要としている人がいたのだ」

 「無駄に捨てずに誰かの役に立ててもらえているのだ」

 ちょっと楽しい気分になれるのは、そんな風に思えるからかもしれない。

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