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2010年9月 3日 (金)

口蹄疫でなくてよかった

 昨日の地元紙夕刊デイリーに、えびの市で口蹄疫のような症状がある牛1頭を確認し、検体を動物衛生研究所の検査施設(東京)に送ったというニュースが大きく取り上げられていた。

 農場から、生後5か月の牛がよだれを流し、口内が少しただれているとの連絡があり、獣医師は可能性は低いと判断したが、念のためいっしょに飼育している4頭を含む5等分の検体を動物衛生研究所に送ったというニュースだった。

 全県の安全宣言をしたばかりのことで、もしこれが口蹄疫だったらそれこそ宮崎県の畜産には致命傷。

 これでやっと立ち直れると思っていたのに、やっぱり出てしまったのか、などと心配していた。

 ウイルス検査の結果、すべてが陰性だったとのことで心からほっとした。

 今回の件では、まず口蹄疫かもしないと思われる牛の飼育農家が早々に通報し、県もそれにすぐに対応した。

 さらに、えびの市は万一の事態を想定し、枚客のための重機と土地も確保していたという。

 「口蹄疫の疑いのある牛が見つかった」という報道は、昨夕から夜にかけて何度も取り上げられていた。

 宮崎県民の感情からすると、口蹄疫ではなかったということと、今回の口蹄疫に対する迅速な対応も、くり返し報道してもらいたいものだ。

 「人の不幸は蜜の味」。人心の不安を煽るばかりが能じゃない。

 今の世の中、不安は満ち満ちていて、楽しい話題に食いつく人も多いと思うのだが。

 とにかく、なんともなくて、ほんとうに良かった。

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