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2010年9月23日 (木)

村木厚子さんに思うこと

大阪地検の証拠改ざん事件は、組織ぐるみ犯罪の疑念も持たれさらに大きな問題へと広がりそうな気配だ。

 この事件の成り行きはこれからもじっくり見つめることとして、まずは村木さんの無罪がき確定したことを心からお喜び申しあげる。

 それにしても、5ヶ月以上およぶ拘留、逮捕から1年半を超える裁判にも、村木さんが心を折ることがなかったのは、家族全員の強い信頼があったからだということだった。

 当局が当局のために垂れ流す情報をそのまま鵜呑みにして冤罪造りの片棒を担いだ報道の嵐に、それのみを何度も聞かされる大衆もまた世論という形で冤罪造りの共犯者に仕立て上げられる。

 それは時として家族の信頼も危うくしかねない。

 村木さんの場合、家族の信頼が微動だにゆらぐことがなかったのだ。

 併せて同僚たちの信頼も固かったようだ。

   それが大きな支えとなったわけだ。

 私は、自分が同じ境遇に置かれたときに村木さんと同様の信頼をもらえる自信がない。家族においても、友人たちにおいてもだ。


 村木さんの今回の結果は、彼女が全力で人生を生きてきた証であり、私の不安は人生をいい加減に生きてきた反省から感じるものだという悲しい気づきをした今日の出来事でした。

 

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