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2010年10月27日 (水)

黒毛和牛 滅亡の危機

 今朝のワイドショーを見ていて、あれこれチャンネルを回していたら、黒毛和牛に滅亡の危機がせまっているという話をしていた。

 食用の和牛は4種で、そのうち「黒毛和牛」が全体の95%だそうだ。

 テレビは大げさで一方向にだけ話が偏るので、ウィキペディアを見てみたら、黒毛和牛が80%となっていた。

 数字に若干の差があるが、和牛の大半が黒毛和牛であることは間違いない。

 ちなみに、ウィキペディアを調べたついでに、残りの3種の和牛の記事を転記しておく。

 黒毛和牛に続く2番手は、「褐毛和種」(あかげわしゅ)
 毛色は黄褐色単色。
 国内食用種の10 %を占めると推測される。
 熊本と高知で飼われているということ。
 阿蘇の草原で見かける、褐色の牛がこれなのだろうか。
 
 3番手が「日本短角種」
 毛色は濃赤褐色単色で、そけい部白斑のものもいる。
 国内肉用種の1 - 2 %ほどがこの種であると推測される。
 東北に大部分が、次いで北海道に少数が飼育されている。

 最期が、「無角和種国内肉用種」
 毛色は黒。無角。(だから無角和種なのだろう)
 体格は小型。
 ほとんどが山口県阿武郡で多く飼育されている。
 これは、国内肉用種の1%にも満たない。

 この結果を見ても、和牛といえば、黒毛和牛ということになるようだ。

 そのわけは、日本人の霜降り肉信仰によるものだ。

 霜降り肉として育てるのに最適なのが黒毛和牛ということだ。

 ワイドショーに赤毛和牛を飼育している農家の方が出ていたが、経営的なことだけを考えたら黒毛和牛が一番いいのだという。

 褐毛和牛は黒毛和牛より1割から2割価格が安い。

 それでも、褐毛和牛を育てているのは、褐毛和牛が好きだからという話だった。

 他の種類の牛を飼っている農家の方々も、きっと同じ気持なのだろう。

 ところで、日本の大多数の酪農家が飼育している黒毛和牛が滅亡の危機にあるとはどういうことなのだろう。

 それは、消費者の霜降り肉嗜好にあわせて品種改良を続けてきたことが、種の滅亡の原因になるという。

 管理者が暮らす宮崎での口蹄疫問題で、宮崎牛の種牛の処分方法について東国原知事と農水大臣が対立したのは記憶に新しい。

 あの時わかったことだが、宮崎県家畜改良事業団が飼育する種牛が55頭。その種牛の中から6頭だけの種牛から、農家に供給している冷凍精液が9割を占めているということだった。

 その6頭の殺処分の特例措置をめぐって大騒動になったわけだ。

 極端に言うと、宮崎牛の父親は6頭に限られていると言ってもいいのだろう。

 美味しいサシの入った肉牛を育てるために、全国で同じように肉牛の生産が行なわれいてる。
 その結果、現在、黒毛和牛の個体種は50系統になってしまっているそうだ。

 自然界では50系統を下回ると、その種の生物は絶滅するらしい。

 近親交配を続けていると、内臓疾患や骨格異常などの先天性異常の弊害が発生しやすくなるり、種の滅亡につながるという。

 近親交配については、競走馬の世界では古来から行なわれているわけで、早々に黒毛和牛が滅亡するなんてことはないだろう。

 それより美味い牛を育てるのに、人間が食べる大豆やトウモロコシといった穀物を餌として大量に消費することのほうが心配だ。

 牛肉1㎏を作るのに、トウモロコシが8㎏もいるという。

 高級黒毛和牛ともなるともっとたくさんのトウモロコシを食べさせる。

 おまけに、ビールまで飲ませているところもある。

 中国のめざましい経済発展にからんで、資源・食糧問題を話題にしているが、中国に続く発展途上国と言われる国が、みんな豊になってきて、その国の人たちがみんな美味しいものを求めるようになると、食料危機は深刻な問題になるだろう。

 そう遠くない将来に滅亡するのは人間の方だろう。

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