「いい気候」という言葉は死語?
この季節は、私の一番好きな季節だ。
暑くもなく、寒くもない。
それでいて、朝夕はちょっと肌寒くて、それが空気が澄みきった感じで心地よい。
そんな素敵な季節だというのに、このところ「いい気候」という言葉を聞くことが少なくなった。
暑くもない、寒くもないというのは、現代人にとって刺激が無くて「いい気候」とは感じられないのかもしれない。
ひとつには、テレビのおせっかいのせいだと思う。
私は、9月の終わり頃にもブログに書いたのだが、「暑い」だとか「寒い」だとかは、わざわざ教えてくれなくても、自分で感じるものだ。
「今日は暑いですね」とか「いい気候になりましたね」「寒くなりましたね」なと挨拶のきっかけに気候の話をするのはいい。
テレビでは、「いい気候になりましたね」と言うことは少ない。
今年は、9月の中旬までは「猛暑」「猛暑」と騒ぎ立てていた。
9月の終わりまでは猛暑が続きそうなことも言っていた。
今年は秋が来ないというような騒ぎ方をしていた。
確か、「『暑さ寒さも彼岸まで』という言葉があるように、お彼岸までは昔から暑い日があってあたり前なのに、なんでもかんでも異常気象にしてしまうな」というようなことを9月下旬のブログに書いたはずだ。
昨日からは、ワイドショーや天気予報では、「冬の足音が聞こえてきた」「今晩からはぐっと冷え込む」「寒さ対策をしたほうがいい」などと騒いでいる。
暑い、寒いは言われなくてもみんな感じることだ。
突然の異常気象で、凍死するような冷え込みが突然にやってくるのなら、大騒ぎして注意喚起してほしいが、今日くらいの気温の変化は季節とおりのものじゃないか。
「暑くもなく寒くもない、いい気候になりましたが、朝夕の温度差にはお気をつけください」って、さらっと触れる程度でいい。
ちょっと寒い日がくると、北海道で雪が舞う光景をとりあげたり、霜がおりたことを騒ぎ立てたり、日本中があっという間に冬になってしまうかのように大騒ぎするのはやめにしてほしい。
人心を騒がせるのがテレビの役目だと勘違いしているのではないか。
と、怒りつつ、テレビ大好きで、チャンネルを回し続ける、なさけないおじさんなのだ。
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