銀だら 価格高騰 と 米政策
「銀だら」の価格が高騰しているという。
「銀だら」というのは、鱈(たら)ではなくて、大型の深海魚。
大きな魚で、切り身でしか見かけることはない。
見た目はちょっと鱈に似ていて、白身で脂肪分が多く、煮つけにしても塩焼きにしてもなかなかおいしい。
市販の弁当のフライなんかで使われている。
この「銀だら」がこのところ値上がりしているという。
原因は、またしても中国である。
中国がコンテナごと買い占めたりしているという。
その影響で、銀だらにとどまらず、冷凍の魚全体の価格も上昇している。
2005年には、中国が水産物輸入量でトップに立った。
中国の漁獲高は日本の4倍もあるというのに、それでも自国での需要をまかないきれずに輸入しているというわけだ。
1980年に一人当たり5.2㎏だった一人当たりの魚の消費が、2005年には25.6㎏に増えている。
経済が豊になって動物性のタンパク質の需要が増えたことと、魚の美味しさがわかってきたことが原因なのだろう。
中国の抱える人口は13億5千万人。
まだまだ、全人口の半分以上は低所得層だと思われるが、このまま中国の経済発展が続けば、もっと食料の奪い合いが激化するのだろう。
尖閣諸島だけでなく、ベトナム、インドネシア、マレーシアとも強引な領海主張をしているのは、石油資源だけではなくて食糧問題も関わっていてのことだろう。
これは中国だけが引き起こす問題ではない。
今まで発展途上国と言われてきた国々が、みんな豊になりつつある。
日本は、絶対に米だけは、国策で保護してでも自給できるようにしておくべきだろうなあ。
米さえあれば、なんとかなるさと、毎度のことながら変な心配をしている今日の私なのだ。
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