万博おばあちゃん
今日の朝日新聞「ひと」は、上海万博に1日も休まず通って万博事務局から表彰を受けた山田外美代さんだった。
上海万博、184日間皆勤だった。
10月31日の閉幕日に、温家宝首相が演説で「万博おばあちゃん」として実名を挙げて紹介しているのをテレビのニュースでも取り上げていた。
中国では一躍有名人になり、6日から台北で始まった「花博」に観光大使として招待されたそうだ。
5年後のイタリア・ミラノ万博からも招待を受けたというからすごい。
自宅が近かった2005年の愛知万博でも皆勤した。
そこで万博の楽しさを知って、今回の皆勤になったようだ。
この記事で思うことが3つ。
まず思うのは、この人は何で生計をたてているのだろう。
37歳で教師を退職した息子さんも同行したということで、さらに私の疑念は深まる。
不動産の賃貸収入があるのか、はたまた株の配当で食べているのか。
そんな余計なことを思ってしまうのだ。
次に思うのが、山田さんの年齢は61歳。
61歳で「万博おばあちゃん」はないだろう。
当の山田さんは、高齢者を大切にする中国人の優しさを感じて気に入っているらしいが、同年代の私としては、すておきならぬネーミングだ。
これを認めると私も「おじいさん」になってしまう。
「よだきんぼ(宮崎弁でなまけもの)おじさん」は自称しているが、これでも謙遜しているのだ。
自分では、まだまだイケル!と思っているのだ。
日本でも、私の子供の頃は60歳代はおじいさん、おばあさんと言っていたような気もする。
高齢者が元気で綺麗に生活している日本の環境を喜ぶべきなのかもしれない。
そして最期に一番身につまされて感じたのが、徹底することのすばらしさ、夢中になることのすばらしさだ。
ここまで徹底して夢中になると、人に感動を与えることができるわけだ。
中途半端じゃない、異常に見えるくらいに好きなことに没頭したとき、開ける世界もあるのだなと再認識した。
「よだきんぼ」で生きてきて、そして「よだきんぼ」のまま終わりそうな自分を反省しつつも、61歳の山田さんに元気をつけられた今日の出来事だった。
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