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2010年11月 1日 (月)

今日は映画の日

 今日は11月1日。

 毎月1日は「映画の日」だ。

 なんと、今日は入場料が1000円。

 もともとは、12月1日を映画の日と定めて入場料を割り引いたのだけど、その後毎月1日を映画の日として入場料が1000円になっている。

 1000円は見得(お買い得)なんだけど、残念ながら私の住む町には3スクリーン設置の映画館が1軒あるのみ。

 子供の入場者が期待できるアニメが中心で、全国的な話題作もほとんどかからない。

 私にとっては残念なんだけど、それも仕方がないこと。

 むしろ、よく我慢して営業を続けてくれているものだと感謝している。

 なにせ、かわいそうなくらいに、お客さんが少ないのだ。

 封切られたばかりの映画でさえ、入場者は10人前後。

 常設の映画館が無くなる日は、遠くないのかもしれない。

 人口13万人の町で映画館が無い町が他にもあるのだろうか。

 映画館の入場者が少ないということは、映画館を必要としている人が少ないということ。

 だから、映画館の経営は厳しくなり、いずれは廃業してしまうことになるのかもしれない。

 しかし、えてして、映画館が無くなるとなると、映画館を残してほしいという声が出る。

 これは映画館に限ったことではない。
 
 残してほしいなら、もっと利用すれば良いのになあと思うことがよくある。

 卑近な例をあげれば、当市から高千穂町を走っていた高千穂鉄道もそうだ。

 高千穂鉄道復活の運動は、いまもささやかに継続されているようだが、高千穂鉄道再開の運動をしている人たちのうち、何人が高千穂鉄道を利用していただろうか。

 もともとはJR高千穂線だったのだが、不採算路線として廃止になったものを第3セクターで運営していたものだった。

 JR高千穂線廃止になる前には、地元では猛烈な廃止反対運動が展開された。

 乗車率をあげれば廃止が見送られるということで、関連市町村が乗車券の補助金を出したり、役所員の出張に鉄道を使うようにしたり、乗車率をあげるために様々な努力をした。

 私も、廃止反対運動に動員され、高千穂まで高千穂線で行ったことがあったが、反対運動関係者以外の乗客は数人程度しかいなかった。

 私は個人的には、高千穂線廃止やむなしという考えだった。

 浮世の義理で、高千穂線に乗車してくれとの依頼で乗ったのだが、存続させるために乗車している人たちのうち何人が日常高千穂線を利用しているのだろうと思ったものだった。

 高千穂線廃止反対を叫んで旗振りをしている人たちの、ほとんど全員が日常的には高千穂線を利用していないだろうなとも思った。

 必要とされないからお客さんが少なくなる。

 お客が少ないと、企業は儲からないから廃業する。

 当市から映画館が無くなるのは寂しいことだけど、いたしかたのないことなのかもしれない。

 映画館まで足を運ぶのは面倒だという人、映画は好きだけどDVDで見た方がいいと思っている人。

 映画の日に、映画館で1000円で映画を見てみませんか。

 大きなスクリーンで、迫力のある音とともに見る映画はいいものですよ。

 ということで、私は今日は「13人の刺客」を見に行く。

 などと、全然映画通でもないのに映画の話をしてしまった、今日の私のできごとなのだ。

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