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2010年11月24日 (水)

北朝鮮砲撃をニュース速報で知った管総理 危機管理意識希薄

 昨日の昼過ぎ、北朝鮮が韓国の島に砲撃を加えたというニュース速報が入り、午後のワイドショーを急遽この事件の特番に切り替える局もあった。

 砲弾が炸裂して逃げまどう人々の姿や、立ち上がる黒鉛の映像が流されるのを見ていると、このまま戦争に突入するのではないかという不安がよぎった。

 私の住む宮崎の地からは、北海道に行くより近い隣国での事件である。

 万一戦闘が拡大したら、日本への影響はどうなるのだろうと心配であった。

 幸い、その後は小康状態を保っているようでひと安心した。

 他国の支援を仰がないと国民の生活も守れない北朝鮮がどういう考えでこのような行動に及ぶのかはわからない。

 「金を出せ。出さないと命はないぞ。」と拳銃を突きつける無法者の理論が国家間でまかり通っているということに理解がいかない。

 世界の警察を自称するアメリカが、イラク、イラン、アフガンで強硬な軍事行動をとっているのに、北朝鮮の暴挙については強硬な行動を起こさないのはなぜなのだろうか。

 それが北朝鮮の核保有によるものであるとしたら、核保有は戦争の抑止力になるというということを実証するものだろう。

 それだったら、いっそのこと日本も持った方がいいと思えてしまう。

 核廃絶は理想論でしかない。

 通常の社会生活の中でも、弱いものはいじめられる。

 一歩譲った言い方をすれば、強いものには人は攻撃をしかけていかないものだ。

 無法そのものの行為に対して直接の制裁は差し控えられている。

 それにつけても、今回の北朝鮮の暴挙について国民がいっそう不安を覚えるのは、国民を守ってくれるはずの政権の最高責任者たちの危機意識の希薄さだ。

 昨日、今日のテレビは、視聴率の見地から、事件そのものの報道にのみ時間を割いているようだったが、かわりばえしない戦闘シーンへの視聴者の興味がうすれる今日以降は、管政権の聞き対応能力の欠如を避難する報道に変わるのだろう。

 そして、管総理以下政権責任者たちがうろたえる様を面白がって報道することになる。

 しかし、テレビの思惑は別にして、今回の管総理の対応には国民として目を覆いたくなるものがあった。

 北朝鮮の砲撃にたいしての質問に、「テレビの報道を通じて事件を知った」に始まり、「情報収集に全力を挙げてほしい」「不測の事態に備えて、しっかり対応ができるように準備をして欲しい」と、答えていたが、事態にたいする緊張感もそれに対応する力強さのかけらも感じられなかった。

 総理大臣は、日本を防衛する自衛隊の最高指揮である。

 総理大臣の一番の使命は国民の命を守ることにある。

 この人に命を託して守ってもらえるのだろうかと不安を通り越して恐怖を覚えてしまった。

 今、国民の多くが不安を口にし始めている。

 それは、迷路から脱出してくれると期待していた民主党に政権担当能力はなかったことを思い知った悲しみでもある。

 願わくば、今後、マスメディアは政権への非難のみに終始するのではなく、迷路からの脱出の方向への提案を出すことに精力をあげてもらいたい。

 こんなことを考えていると、いつも陽水の「傘がない」が頭を駆けめぐるのだが、土砂降りの雨の日本のための「傘」が欲しいと強く願ってしまう今日の「ぼうふらのつぶやき」だ。

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