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2010年12月 9日 (木)

東国原知事退任による宮崎県知事選挙と海老蔵事件

 今日、任期満了にともなう宮崎県知事選挙が告示された。

 1期での退任を表明している東国原知事の後任を決める選挙なのだが、まったく盛り上がりがない。

 東国原さんは就任以来ずっと90%以上の支持率を得ていた。

 「宮崎をどげんかせんといかん」ということで知事になられて4年間、宮崎の名を全国に広めてくれた。

 県知事として、宮崎に多大なる貢献をしていただいた。

 当初出馬に疑問視する声もあったが、前知事が官製談合事件により逮捕されたことによる選挙であったため、各界とのしがらみのなさが県民の好感を受けて高い得票率で当選した。

 就任早々に鳥インフルエンザに見舞われたが、陣頭指揮で素早い対処にあたった。

 その後はバブル的な全国的人気を得て、宮崎の宣伝マンと称してテレビ報道にも積極的に出演して宮崎の名を全国区に高めてくれた。

 私は、当初から上昇志向の強い方だという印象を持っていたが、異常とも思えるほどの東国原人気を後ろ楯にてして国政への発言も目立つようになった。

 そして2008年、自民党の衆議院議員への出馬要請のときの「私を総裁にするお覚悟」発言からのどたばた劇。

 そして口蹄疫問題。

 さらには、都知事選出馬報道。

 最終的に1期での引退宣言。

 県民のほとんどが、せめてもう1期の続行をお願いしたのだが退任の意を翻すことはなかった。

 出馬した際の「宮崎を変えないといけない」という目的は達成されたのだろうか。

 不出馬問題も落ち着き、マスコミもニュースネタとしての価値がなくなったのか、このところめっきり露出が減ってしまった。




 それにしても、今後の宮崎県政にかかわる県知事選挙だというのに、この盛り上がりのなさは尋常ではない。

 東国原知事によるお祭騒ぎの後の脱力感なのかもしれない。

 少なくとも宮崎県民にとっては、海老蔵事件の真相よりもはるかに重要な問題だと思うのだが。

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