高速道路の無い延岡市とETCカード 東九州自動車道の早期完成を願う
ETCカードが届いた。
ETCカードを手にするのは初めてのことだ。
私の住む、宮崎県延岡市はいまだに高速道路が通っていない。
正確には高速道路がつながっていないというべきなのかもしれないが、もともとの国道から接続してたった6.1㎞の道路では役に立たない。
地図のブルーのラインが完成している高速道路だ。
九州の西海岸、福岡から佐賀、長崎、熊本を経由して鹿児島までのルートは当の昔に完成している。
最近は新幹線もつながった。
地図の右側、北九州から大分、大分県の佐伯市から延岡市までは片側一車線の狭い国道でつながっているだけ。
延岡市から宮崎の道路も寸断されている。
現在も遅々とではあるが、道路建設工事は継続されている。
不要な道路工事は廃止しろという声もあるが、この道路がつながっていないから東九州の開発が遅れているというのが地元の意見で、これはつないでもらわなくては公平さに欠ける。
九州の西のルートには新幹線も通っているのだが、東ルートは鉄道も単線のままなのだ。
冒頭に書いた6.1㎞の延岡南道路は延岡市と門川町を結ぶものだった。
たった6.1㎞だが、平行して走る国道10号線が非常に混雑する区間であったので、渋滞時は5分の時間短縮ができた。
通行料は普通車で250円。
地元の人が利用するには高すぎた。
当然利用する人は少なかった。
ETC専用車線を利用するのは市外の人だけだった。
年に1度か2度しか県外に行くことの無い普通の人は、ETCの必要性を感じなかった。
それがである、無料化社会実験という名の元に無料になった途端、通行料は倍増した。
有料のときは通行料が少なかったから、一般車両車線で料金を支払って通過してもスムーズに通過できた。
それなのに、無料化の初日は料金所で大渋滞をおこすほどの混雑だった。
その後交通量は落ち着いたものの、一般車両専用の入口には数台車が並ぶことになる。
料金所はETC専用車線を優先した作りになっていて、そちらをスピードを落とさずに通過していくから、一般車両線から本線に入るのにまたまた時間がかかってしまう。
12月4日この延岡南道路が門川町から日向市までの13.9㎞がつながって、
さらにETC車が増えたようだ。
それで、私もついにETCをつけることになった。というわけだ。
それにつけてもこの道路、絶対につないでもらわないといけない。
今となれば、費用対経済効果が低いと言われるのかもしれないが、交通網の遅れが経済の遅れになったとも言えるのだ。
道路には税金が導入されてきたわけで、ようやく悲願の高速道路網がつながるというときに道路建設を中断することのないようにお願いしたい。
お願いするというよりも、当地の状況を考えるとき、これは当然の権利だと言いたい。
ともあれ、ETC未経験の私としては、果たして本当にゲートが開くものか、どきどきしながら初ETCを試してみたい。
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