お気に入り文具 手製の鉛筆ホルダー
文具の中で、最近影が薄いのが鉛筆だ。
鉛筆を使うのは小学校の低学年くらいまでではないのだろうか。
なんせ、ちょっと書くと芯の先が丸まってしまって線が太くなってしまう。
そうすると、えっちらおっちらナイフで鉛筆削りをすることになる。
私の小学校時代は、筆記具といえば鉛筆のみ。
シャープペンシルもできていたが、高価だったし、鉛筆全盛時代だった。
私は勉強が嫌いで、宿題を前にすると、まずは鉛筆削りを始めたものだった。
宿題はどうせやらなければならないのだけど、嫌いなことは後回しにしたくて、いつもより丁寧鉛筆削りをするのだった。
鉛筆はすぐに線が太くなるという性格上、ナイフで削って芯をとがらせたものを4~5本は筆箱に入れておかなくてはならない。
宿題するのに、とりあえず1本削ればいいのだけど、筆箱の中の鉛筆を一つ一つ丁寧にけずって並べていく。
宿題は嫌いだけど、鉛筆削りは好きだった。
昔は筆記具の王様だった鉛筆だが、いつのころからか全く使われなくなてしまった。
今は、ボールペンが全盛で、シャープペンシルを使うことも少ない。
鉛筆はまったく見かけない。
そんな鉛筆なのだが、先日事務所の倉庫に置きっぱなしにしていた机の引出しを整理していたら、使いかけの鉛筆が出てきた。
三菱の「ユニ」。昔、ちょっと高級な鉛筆として発売されたものだ。
鉛筆なんて使わないのだが、貧乏性で捨てることができない。
それで事務所でメモ書きをするときに使うことにした。
使い倒して短くなって捨てようと思ったのだ。
しかし、使ってみるとこれがなかなか良いのだ。
まず軽い。
芯の硬さが2Bで、書き味も良い。
特に思いついたことを書きとめるのには良い。
ボールペンと違って、メモしていると、記録するだけではなくて、鉛筆で描く線にそのときの自分の感情が入り込んでいくような気がする。
ちょっと話を作りすぎな感もあるが、文字や図形を書いていて優しい気持になれるのだ。
そんな私が愛用しているのが、手製の鉛筆ホルダーだ。
写真上段は、文房具屋さんでうっている鉛筆ホルダー。
鉛筆のもう一つの大きな欠点が、削っていくと軸が短くなって握れなくなること。
そんなときに力を発揮するのが鉛筆ホルダー。
写真上のホルダーは、短くなった鉛筆を差し込んでネジでギュッとしめて使うようになっている。
しかし、私はその金属の触感が好きではない。
それに重量の軽い鉛筆と金属の組み合わせで、鉛筆本来のバランスがくずれる。
そこで編み出したのが、下段の手製ホルダー。
ホルダーといっても、書き損じたコピー用紙を鉛筆の軸にくるくると巻き付けただけのもの。
これが軽くて、使いやすいすぐれもの。
ただし、短くなった鉛筆を芯にしてコピー用紙を巻き付けようとすると、用紙はうまく丸まらない。
だから、いったん長い鉛筆を芯にしてコピー用紙を巻き付け、筒状にしたところで短くなった鉛筆を差し込むというのがコツだ。
ということで、最近もっぱらアイデアや、伝言の走り書き等々、私の机の上では鉛筆が主役の座に納まっている。
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