諫早湾潮受け堤防、開門、上告断念
福岡高裁の諫早湾開門の判決について上告を見送ることを菅総理大臣が表明した。
判決は干拓事業で諫早湾を堤防で締め切ったことが漁業の被害の原因の可能性が高いことを認め、堤防の排水門を開けるように命じた。
前言撤回を続けてきて、言葉にまったく信用できなくなってしまっていた私にとって、ちょっとだけホッとさせられたニュースだった。
「ギロチン」と呼ばれた諫早湾の潮受け堤防の閉め切りのシーンは今も鮮明に記憶に残っている。
その記憶と同じくらい鮮明に覚えているのが、当時堤防の閉め切りに猛反対していた管さん映像だ。
その菅さんが総理大臣としてどういう判断をするか、疑心暗鬼で眺めていたのだが、少々ホッとさせられた。
開門についても大きな問題を抱えている。
破壊してしまった自然をもとのように回復することはできない。
それどころか、開門により堤防内に澱んだ水が流れ出すことによって急激な環境悪化を招くことも考えられる。
どのように開門していくことが環境改善につながるのかは不明なのだ。
全面開門するとなると、それにかかる費用は600億円になるとも言う。
多くの反対意見を無視して、2500億円もの巨額な費用をかけ、自然を破壊しつくした。
いったん破壊された自然は、決してもとに戻ることは無い。
そして、その責任をとるものが誰もいないということに、ぶつけるところのない憤りを覚える。
お昼のニュースを見て、急遽書くことにした今日は12月15日。
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