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2010年12月13日 (月)

リコールになった阿久根市長 竹原元市長は何を間違っていたのか

 昨日の、テレビ朝日「サンデー・フロントライン」で、先日市長のリコールが成立した阿久根市を取り上げていた。

 竹原元市長については、強引な政治運営だけがとりざたされていて、彼が専決処分した内容についての詳細を紹介する報道は少なかった。

 私が見聞きしている話としては、実現できたものとできてないものが判然としないが、固定資産税下げたこと、職員の給与をブログで公表したこと、自らの報酬を下げるようにしたこと、議員の給与を下げることと議員定数を削減するということなどがある。

 いずれも早急に改革を求めるもので、それに議会が反対するから議会を開かずに専決事項として決定していったことが問題とされたわけだ。

 阿久根市の竹原市長の問題については、私も過去に何度も触れていることだ。

 自分は正しいことをやっているのだから、自分の提案は全部通してくれ。

 通さないのなら議会は開かないし、すべてを専決事項として決定していく。

 さらには裁判の判決も無視する。

 民主主義の世界でこれでは通らないだろう。

 手間ひまはかかるが、民主主義のルールに基づいて改革を進めるしかないというのが私の意見だった。

 しかし、疲弊する阿久根市を救うには、それでは間に合わないというのが竹原さんの考え方だ。

 私も、同じような行動形態をとる性格だから彼の気持もわからないではない。

 しかし公の役職で、しかも市政の最高責任者ともなると話は別だ。

 今回のリコールを問う選挙でも、半数近くの市民が竹原さんの市政に「ダメ」を突きつけているのだ。

 以前に市長を辞職し、その出直し選挙で再度当選したことで過大な自信を持たれたのかもしれないが、選挙はあくまでも多数決の結果でしかない。

 多数決の結果として市長に就いているのだから、その後の市政運営についても多数決を無視することはできない。

 半数近い反対者の意見を全く無視しての市政運営は間違いだと言わざるを得ない。

 先にも言ったように、心情的に応援したい竹原さんだったが、彼の手法を許すべきではないと決定的に思ったのは、彼が自らのブログに、身体障害者に対しての愛情のない意見を書いたことだった。
 
 そのブログを読んで私は、彼の根底にある正義には弱者救済の思想が欠落していると感じた。
 それで、あのブログ以前は、陰ながら竹原さんを応援していたのだが、あれ以後はその強引さに危険を感じるようになっていた。

 しかしである、昨日のサンデー・フロントラインでの「阿久根市の竹原さんの報道」を見ていると、竹原さんのやってきたことも少し許せる気持になった。

 阿久根市は地方都市の典型とも言える小さな町だ。

 人口は減り続けている。

 空き店舗だらけの商店街。

 若い人が働ける職場がない。

 そんな中で、市民の平均給与は200万円程度なのに、市役所の職員は年収700万円以上の者が半数以上もいる。

 竹原さんは、市政を改革しようと思って市議になったのだが、多数決の世界では一市議ではどうにもならなかった。

 それで市長選に出馬し、市長になった。
 
 そして、彼がやろうとしていることは、単に阿久根市の問題にとどまらないというのだ。

 多くの地方都市が衰退し、疲弊している。

 それは、日本の縮図だというのだ。

 人口減少を始めとして、経済のパイは縮み続けている。

 そんな中で役人はパイを拡げることはしないで、自分たちの利益の確保だけをしている。
 
 そんなやり方を打ち破らなくてはならないという考えがあってのことだという。

 半数近くの市民が引き続き竹原さんの支持にまわっている。

 竹原さんのやってきたことを評価する数多くの市民の声も報道されていた。

 この番組で竹原さんを肯定する立場での製作されていることは明白だったのだが、それを承知の上でも、番組を見ていると竹原さんの強引な政治手法もむべなるかなと思えてしまう。

 「テレビの報道にだまされてはいけない」と、いつも心している私なのだが、この報道を見ていると、全面的に竹原さん擁護派になってしまいそうになった。

 改めてテレビの恐さを実感した。



 ところで、
私のブログですでに書いたことだが、おそらく再度の出直し選挙でも竹原さんが当選することだろうが、竹原さんは、それを市民の全面委任と勘違いしないでほしい。

 今度は、もっと根気よく市民を自分の味方につける努力をするべきだろう。

 キャッチフレーズになっている「ブログ」を利用して現状の情報発信を続けることや、注目を浴びているマスコミたちを味方ににつけて、次の選挙で市長派の市会議員の数を増やしていくしかない。

 何度も言うが、民主主義は手間がかかる制度なのだから。


 
と、ついつい長くなりすぎた、今日は12月13日。第2信。

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コメント

すみませんが、あなた勉強不足です。
民主主義が何かも全く理解されていませんし、世界で何が起こり、竹原さんが日本のために、阿久根のために24時間戦っていることを、何もわかっていらっしゃらない。
まずは世界状況、及び、日本の置かれている立場を勉強されてください。
YouTubeのアメノウズメ塾さん、Thriveサイトに行かれることをお勧めします。正直言って、今の状況を変えなければ、日本にも、世界にも未来は無いのです。
世界は今、自由を無くす危機の状況に入ってきています。
まずはどれだけ自分たちが騙されていたかを認め、メディアがどれくらい人々を騙し続け、本当に日本にためになる人を潰してきたか、理解されてください。

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