中国の101歳 神の医師 山崎宏さん死去
今日の朝日新聞に山崎宏さんが亡くなられたことが報じられていた。
それで納得がいった。
一昨日から私のブログに「山崎宏 報道ステーション」「中国残留 医師 神の医師 10歳医師」等々の検索用語での来訪が目立っていた。
山崎宏さんは、日中戦争後自らの贖罪意識から中国にとどまり、医師の免許を取り、その後60年にわたって中国人を診療してきたという方だ。
私は、報道ステーションでそのことを知り、8月3日のブログに書いていた。
そんなに古い記事なのに、一昨日昨日と突然来訪者が増えていたのだ。
おそらく一昨日の夜のニュースで訃報が報じられたからだろう。
102歳でのご逝去だった。
山崎さんの功績については、8月3日のブログに詳しく書いているので割愛するが、今の私は、102歳まで現役で医療を続けられていたことに驚きと羨望を感じる。
私はこのところ自分の死に対する認識が変わってきた。
このブログを立ち上げたときの主題の一つに、相続・遺言の必要性を訴えたいということがあった。
それは、自分が「残す『物』」を「残された『者』」へどう残すかということを主に考えていた。
そして遺言のなかに付言と残された人たちへの自分の気持を記すことが大事だということを伝えたかった。
しかし、それは漠然とだが平穏な末期を前提とした遺言だった。
この2、3年で父と母を立て続けに看取った中で、自分の死に方についていろいろ考えるようになった。
このことについては、また相続・遺言のカテゴリーで書いていこうと思う。
帯津良一さんは、「介護されて寝たっきりでの長生きは本人もまわりも、つらく苦しい」と言っている。
そして人間は、「死ぬタイミングが大事だ」「死に損なうとろくなことにはならない」と言う。
帯津さんの言う「ちょうど良い」死に時は「80歳くらい、遅めでも90歳の半ば」
これには、私は全く同感である。
さらに、帯津さんは、死の不安にうち勝つために一番大事なことは「死後の世界を信じること」という。
帯津さんは死後の世界を「虚空」と名づけておられる。
この死後感については、私は異論が有って、そのことについてもまた別の機会に話をしたい。
山崎さんは102歳まで生きられた。
山崎さんは非常にまれな強い生命力をお持ちになっておられて、山崎さんにとっての「死に時」は102歳であったのだろう。
しかし通常の人にとっての「死に時」は、やはり帯津さんの言うように80歳から90歳がいいところだろう。
私が「死に損ないたくない」という基準は、自分のことだから自分の胸にしまっておきたい。
そして「死に時」は人それぞれなのだから、自分の基準を人に押しつけるようなことをしてはいけないと思っている。
ただし、自分の希望する「死に時」「死に方」については、元気なうちに遺言としてしたためておくべきだと思っている。
その一つして「尊厳死の宣言書」(尊厳死協会の文面を転写)を9月14日のブログに書いている。ぜひ参考にしていただきたい。
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