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2010年12月20日 (月)

小沢一郎さん政倫審拒否、と、茹でガエル

 衆院政治倫理審査会への出席をめぐる、管総理と小沢一郎さんの会談は物別れに終わったようだ。

 言われているのは「政治とカネ」。

 以前小沢さんは、国会からの要請があればきちんと説明すると言っていた。

 国会から要請が出そうになると、政治資金規正法違反罪で強制起訴をされることになったから、「司法の場で身の潔白を証明したい」ということで政倫審への出席を頑に拒んでいる。

 国民の大半が疑惑を抱いていて説明を求めているのだから、潔白なら自らそれを証明するための説明をすればいいと思うのだが。

 と、私がわざわざ言うまでもなく、ほとんどの人がそう思っているはずだ。

 がき大将が「出ない、出ない、出るのはいやだ!」と駄々をこねているように見える。

 17年前、私は小沢さんの出した「日本列島改造計画」を買って読んだ。

 どのように日本を改造するのかは覚えていないが、政権交代をすることが日本にとって最良策だということを熱く語っていたようにある。

 はっきり記憶に残っているのは、「(政権交代をして)私に政権運営をまかせてくれ」「もしそれが間違っていたら、そのときは私をやめさせればいいのだから」と言っていたことだ。

 小沢さんのその考えの部分について、私はは変に納得してしまったことを覚えている。

 出版から15年、小沢さんの念願の政権交代を果たしたが、政治はずたずただ。

 小泉さんが歯切れの良いキャッチフレーズを連発して、唯一果たしたのが「自民党をぶっこわした」ことだったが、政権交代をしてわかったことは日本の政治が崩壊していたことを国民に知らしめたことだ。
 
 最悪なのは自分の発した言葉に責任をとる人がいないこと。

 自民党は、今まで自分たちがやってきたことで民主党を責めたてている。

 民主党は、今まで自分たちが自民党を批判してきたことを自分たちがやっている。

 今日の会談の結果、管首相は小沢さんの離党勧告も考えているらしいが、離党に踏み切るべきだ。

 そもそも民主党はバラバラだったわけで、どうあがいても次の選挙での惨敗は目に見えている。

 だったら、次の選挙のことは考えないで、真の国益を考えた政治をするといい。

 どうせ長期的に政権は維持できないのだから、後世で評価されるような大英断の政治運営をすることだ。

 このままでは、「茹でガエル」だ。

 と、自分が「茹でガエル」なのを感じている、今日の私なのだ。

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