阿久根市でアート騒動 マスコミが対立を煽る
阿久根市の出直し選挙が終わった。
結果は竹原さんの負け。
しかし854票という僅差だったことから、西平新市長の関係者から「市民の市政を見る目は厳しい」という感想も聞かれた。
新市長に新しい市政運営をまかせたいという市民が854人多かったということだが、それと同じくらい竹原前市長を支持する人が多いことを念頭にいれた市政改革をしていこうという気持の表れだと感じた。
これからどのような手法で改革を進めていくのか、新市長のお手並み拝見というところだろう。
そんな新体制がまだ整わないところなのに、今日の朝日新聞で、竹原前市長の決めた公共施設の壁にスプレーで絵を描く事業を問題視して大きく取り上げていた。
昨年度行なった「シャッターアート事業」を継続するもので、今年度は防波堤の岸壁や消防署の車庫外壁等の公共施設に絵を描く事業を委託していたものだという。
色彩が奇抜だったり、描かれたキャラクターの著作権の問題もあるというわけだ。
新聞では、批判的な意見を多く取り上げ、肯定的な意見も多少取り上げるという構成だった。
この問題については、今日のテレビ朝日「スーパーモーニング」でも大きく取り上げていた。
インスタントラーメン「チャルメラ」の「チャルメラおじさん」や、不二家の「ペコチャン人形」なども描かれており、それらの企業にキャラクター使用の是非についてインタビューをしていた。
企業としては、テレビカメラ付きの取材でインタビューを受ければ、「問題ない」とは答えられないだろう。
「どうぞ自由に使って下さい」と言えば、今後は商標権等が無茶苦茶になる。
しかし、映像を見る限り商標権を侵害するというより、商品の宣伝に効果があると思われる使われ方で、マスコミが大騒ぎしなければ、むしろ歓迎の気持を込めた黙認という処理になっただろう。
商業的な利用ではなく、しかも鹿児島の小さな町の中だけの話だ。
昨年度の「シャッター・アート事業」でシャッターにキャラクターを描いて街を明るくするというのは妙案だと思う。
その絵を見ると、シャッター通りと化した商店街が多少なりと楽しく感じられる。
ここがマスコミの悪行で、問題の本質はそっちのけで、面白おかしく視聴者や読者の興味を煽ればいいと思っている。
「人の喧嘩と火事は大きければ大きいほど面白い」から、それぞれの悪口をことさらに悪意を持って伝えたり、消えかかった火種を煽いだりするのだ。
阿久根市出直し選挙の結果で、マスコミの悪行を再認識した、今日は1月19日。
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