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2011年1月17日 (月)

阿久根市長出直し選挙、竹原前市長落選、私の予想はみごとにはずれた

 私の予想はみごとにはずれてしまった。

 阿久根市のリコールに伴う出直し選挙で、竹原前市長が落選した。

 竹原さんの改革に対する思いは認めるが、行き過ぎた独善的手法は受け入れられなかったということだろう。

 しかしその差は854票と僅差だった。

 有権者数1万9715人。投票率.82.39%という選挙の結果の845票の差。

 私は、今回の結果のような僅差で竹原さんが再選されると想定していた。

 行き過ぎた手法は認め難いがが、改革の姿勢は継続してほしいという思いの方が若干上回るのではないかと想像していたのだ。

 結果は、市民が竹原さんの行政手法を行き過ぎたものであると判定を下したというこだ。

 だが、半数近い市民が荒っぽすぎる手法であっても、竹原さんの行政改革を支持していた事実を新市長は真摯に受けとめて、改革を継続していく必要があるだろう。

 職員や議員と対話しつつ緩やかに改革を進めることは困難を究めるだろう。

 穏やかに波風立てずには改革はなし得ない。

 竹原さんは性急すぎて手段を見誤ったが、職員にも議員にも痛みを分かち合ってもらうことを納得させるのは容易ではない。

 今後は、選挙で支援を受けた職員や議員に対して、給与や議員定数の削減をお願いしていかなくてはならないことを忘れてはならない。

 改革目標の数値を緩やかなものにしたとしても、職員や議員にはすんなりと受け入れられないだろう。

 現場で行政を行なっている役人を意に従えるのは簡単なことではない。

 市という最小の行政単位の中で、市長のリーダーシップに期待したい。

 国をみると、政治主導を錦の御旗にした民主党は官僚に手玉にとられている。

 徹底した行政改革の必要性を訴え政権交代を果たした民主党は、目指した改革のひとつも実行ができないまま、国民をだまし討ちにするような政策転換をはかっている。

 総理大臣といえども、巨大な国家官僚組織にはおいそれと太刀打ちできないようだ。

 そんな今の政権をみていると、竹原さんのような強権を発揮する指導者を求めたくなるのは私だけだろうか。

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