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2011年1月15日 (土)

吉野家「牛丼270円」、不毛の価格競争にまきこまれるな。

 今日の昼食は「吉野家」の牛丼にした。

 なんと牛丼が270円。

 大手牛丼チェーン3社が11日から一斉に期間限定の値下げセールを始めたのだ。

 「松屋」は320円の「牛めし」を240円に、「すき家」は280円の「牛丼」を250円に下げた。

 私の住む延岡市には吉野家しかない。

 他の都市では3社が同じような場所で競合しているから、値下げ競争で顧客の獲得合戦をしているのだろうが、当市のように競合店がないところは値下げをしなくてもいいのではないだろうか。

 そもそも吉野家の牛丼は、他社の牛丼とは一線を画していると思う。

 吉野家は、狂牛病問題でアメリカ牛の輸入が止まったときに牛丼販売休止を続けたほど味にこだわりをもっていた。

 そして、それは長期的な視野から見たら賢明な選択だった。

 そんな吉野家だから、不毛な価格競争には巻き込まれないほうがいい。

 とはいうものの、吉野家ファンである私も値下げのニュースを見て今日の昼食を吉野家にしたのだが。

 いつもは閑散としているのだが、今日は満席状態。

 そう、当市の吉野家はいつもはがらがらなのだ。

 私の家族全員、吉野家の牛丼は好きではない。

 当地のすき焼きは極甘で、地元のうどん屋さんや定食屋さんのメニューにある「牛めし」もすごく甘いのだ。

 その味になれている当地では、吉野家の牛丼は辛いというイメージなのだろう。

 そんな町田から、値段だけに惹かれて来ているお客さんがリピーターになる確率は低いだろう。

 270円の価格を経験してしまうと、380円が高く感る。

 吉野家の牛丼は380円でも採算的にはいっぱいいっぱいだろうに、こんな不毛な価格競争に巻き込まれていてはますます経営が厳しくなっていくことは明白だ。

 どう考えても吉野家の経営戦略は間違った方向に進んでいるような気がする。

 牛丼を食べながら店の外を眺めていると、何本もの「牛丼270円」のノボリが強風に煽られてちぎれそうになっていた。

 そんなノボリが、価格競争の嵐に翻弄されている吉野家の姿のようだった。

 会社更生法を適用し事実上の倒産から再生した吉野家が無くなることのないことを願っている。

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