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2011年2月

2011年2月28日 (月)

ニュージーランド地震、足切断で救出された奥田建人さん、帰国。

 ニュージーランド地震で、右足を切断されて救出された奥田建人さんが今日、帰国された。


 しばらくは、都内の病院で治療にあたるということだ。


 このニュースは、まだ、テレビでは見ていないが、奥田さんはどんな顔をしておられるのだろうか。


 片足を失ったことへの悲しみ。

 命が助かったことへの喜び。

 まわりの人に気を使わせないように明るくふるまうのが建人さんの本来の持ち味なのだろうが、いまだに救出されていない学友たちのことを考えると明るくもふるまえない。


 マスコミとしては、格好の事件ネタなのだろうが、奥田さんの身体と心の回復を祈って、今は静かに見守ってさしあげることを、切にお願いする。



 私のブログに、「(奥田さんの)これからの長い人生において、きっといいことが待っている」というコメントをいただいています。

 その言葉のとおりだと思います。

 奥田さん、あなたの強さと優しさに感動した人がたくさんいます。

 これから先の人生を、強く優しく生きてください。

2011年2月27日 (日)

ここまで言って委員会、八百長問題での板井さんの発言は真実を語っていた。

 今日の「そこまで言って委員会」に、板井さんが出演していた。

 板井さんは元力士で、随分昔に大相撲八百長問題に言及して話題になった人だ。

 あの時の板井さんの印象は、相撲界で目が出なくて、そのウップンをぶちまけているではないかという先入観があって、板井さんの話をよく聞かなかった。


 今日の板井さんの話を聞いていてわかったのは、彼は本当に正直な人だし、心から相撲を愛していることだ。



 それと、嬉しかったのは、貴乃花一門は絶対に八百長はしていなかったということ。


 以前、ある週刊誌に、先代の貴乃花も八百長に関連したかのような記事があって、貴乃花ファンだった私としては、もやもやしたものを抱いていた。

 板井さんの発言は、それをきっぱり否定してくれた。

 現協会長の放駒親方、元大関魁傑も、絶対に八百長をしなかった一人だと断言してくれていた。

 魁傑も好きな相撲取りだったので、これまた嬉しい話だった。

 板井さんによると、相撲に八百長はある。

 それは相撲界に入ったときから見ていることで、誰でもわかっていることだからは、自分が喋ったことがあんなに大騒ぎになるとは思っていなかったと言っていた。

 そんな中でも、絶対に八百長しない力士もいた。

 それはすべて親方によるもので、親方が厳しくしっかりしている部屋は八百長はしない。

 板井氏は、野球やサッカーを始めとした他のスポーツも好きだが、もし相撲が全く八百長なしで闘ったら、誰が見ても他のスポーツは吹き飛んでしまうくらい面白いスポーツになる。

 そして、どのスポーツよりも人気のあるスポーツになるだろうと言っていた。

 相撲界で「かわいがり」と言われるしごきともいえる練習は、他のどのスポーツよりも苦しい。

 関取は、みんなそれを乗り越えてきているわけだ。

 相撲協会の幹部たちより、板井さんの方が本当に相撲を愛しているように思えた。

 相撲協会が本気で体質改革をするのであれば、こんな板井さんのような人材を採用して、本気で改革に取り組むといい、と思った今日は2月27日。

2011年2月26日 (土)

地震等の非常時に役立つ、呼ぶ子(笛)

 地震に関した記事をひとつ。

 今回地震報道の中で、阪神大震災で壊れた家にとじこめられていて救出された経験者の話を聞いた。

 大声で助けを呼んでも、体力を消耗するだけで声は届かないそうだ。

 この方は、まわりにあるがれきをコツコツ叩く音を聞きつけた人に助けられた。


 強くたたかなくても、コンクリートや鉄骨等を叩く音は伝わりやすいということだった。



 それと、非常時の笛は非常に役に立つということを言っている人もおられた。

 便利グッズ好きの私は、LEDライトをキーホルダーにつけていて重宝しているのだが、これに呼び子(笛)も付け加えることにした。

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  おしゃれなデザインで、ストラップがついているので、携帯電話のストラップにしてもいいなと思っている。

2011年2月25日 (金)

ニュージーランド地震の不明者の無事を心からお祈りします。

 昨日のニュージーランド大地震の記事で、私のブログのアクセスが増えていた。

 私のブログにこんなにアクセスがあるというのは、それだけこの事件の推移を心配している人が多いということの証だろう。

 日本から語学留学している方が集中して閉じ込められているカンタベリービルテレビには、まだ日本人を含む百数十人人が救出を待っている。


 今日は、いまだ消息の不明の方々の名簿が発表されていたが、20歳前後の若い方の多いことに、同じ年頃の子どもを持つ身として、本当に心が痛む。


 奥田さんがテレビ取材に答ているのを見たが、命が助かったことへの喜び、足を失ったことへの悲しみ、そしていまだ消息不明の学友に対する心配、それらが相まった、複雑な心情が思いはかられた。



 
残る不明の方々の全員の無事を心から祈っている。

2011年2月24日 (木)

ニュージーランド大地震。足を切断した奥田達人さんのピースサインに涙する。

 ニュージーランド南部の大地震は、大変なことになっている。

 遠い外国のことだが、たくさんの日本人が犠牲になっているので、自国のことに感じる。


 今日の朝日新聞の一面に、救出された奥田達人さんの写真が掲載されていた。

 ピースサインのポーズをとった写真だったもので、足を切断された奥田さんだとは思わなかった。

 記事を読んで見ると、「ひょうきんもの」の奥田さんの記者に対するサービス精神だったようだ。


 その写真を見た奥田さんのお母さんが「達人らしい。私たちを心配させないようにポーズをとったんだと思います」と涙を浮かべながら語っていた。

 そのお母さんの言葉に、思わずもらい泣きをしてしまいそうだった。


 奥田さんとともに救出された升谷文香さんは、「ともに瓦礫の中で声をかけあい励ましあった」。「みんなで生きて帰ろうと励まし合った。」と話している。

 そして、「私が暗闇で9時間も、頑張ることができたのは、みんなと声をかけあったから。必ず助けてほしい」と無事を祈る。



 地震から3日目。瓦礫の中で、不安にさいなまれながら救出を待っている人がおおぜいいる。全員の無事を心から祈っている

2011年2月23日 (水)

三洋電機のゴパン購入に半額補助。福島県湯川村。

 福島県湯川村で、三洋電機のヒット商品ゴパンの購入に、ほぼ半額の2万五千円を補助する。


「ゴパン」というのは、洗った米をセットすれば、パンに焼き上げてくれるという凄い器械だ。

 「ゴパン」については、私の去年の9月6日のブログで、予想の数倍の予約注文が入って発売延期になったという記事で、詳しく紹介している。


 
10月の発売を11月に延期したのだが、その人気はとどまることをしらず、発売されるやいなや、さらに注文が殺到して12月には受付を中断。4月に再開予定である。


 なんせ、洗った米をセットすれば、米をミルで引いて米粉にして、生地をこねて発酵させて焼き上げるという仕事を完全自動でやってくれるというから凄い。


 
湯川村の補助金策は、ゴパンの人気に便乗して米消費拡大をねらってのことだ。

 
米の地産地消を図ると同時に、三洋電機に宣伝用の特産米を無償で提供してPRするという一石二鳥の作戦だ。


 
会津盆地の真中にある湯川村は、水田が村の面積の半分を占め、体位当りの収量は県内市を誇っている。

 しかし減反政策で、村の作付け面積は減らされる一方。

 米作の将来を心配してのこと。

 農家への補助金では消費は広がらない。消費者の「米を食べたい」という気持を刺激したいという妙案だ。


 
ゴパンへ補助金をつけた自治体は初めてらしいが、全国の自治体で補助金を検討してはどうだろう。



 
こんな楽しい補助金の使い方を、政治屋さんや官僚さんたちも考え出してみろってんだい。


 
いやいや、官僚がやると、必ず天下り先をくっつけてくるから、まかせない方がいいのかもしれない。

2011年2月22日 (火)

今日は忙しかった。だけどいつものごとく収入につながらない忙しさ。

 今日は、忙しい一日だった。

 朝9時15分の約束に始まって、夕方6時半までゆっくりする時間がまったくなかった。

 だけど、忙しいのと儲かるのは比例しない。

 今日の忙しさは、儲からない忙しさだった。

 山間部の原野を売買するにあたって、私にきちんとした立合いをしてほしいという依頼だった。

 知り合いからの話で、「原野のことで売買代金は安いし、仲介手数料もたいした金額にはならないよ」と言う前提での依頼だった。

 でも、決まった話を整理するだけだから、嬉しい仕事になると思いつつ、依頼者(購入希望者)に現地案内してもらった。

 予想通り、山道に沿った原野の一部で境界線がまったくわからない。

 土地家屋調査士(土地や建物の測量をして登記する仕事をする資格者)に境界立合いと測量を依頼すると20~30万円はかかるだろう。

 予想する売買金額からして、下手すると私の手数料より測量代の方が高いということになりかねない。

 現地を確認した後、所有者の家にお伺いして、土地の境界について尋ねてみるが所有者も確たる境界はわからない。

 予想する売買金額が低額のため、20万円も30万円もかけた測量はしたくないので、私の方で隣接者との立合いをして境界を確定してもらえればいいと言う。

 簡単に言われたが、境界の確定というのは、結構もめるもの。

 もともと知り合いの依頼で、「カネにならなくて、手間をかける仕事だけど、なんとかお願いしたい」ということで始まった仕事。

 いつものサービス事業と思っていたので、法務局できちんと調査をしてみたところ、予想以上に問題の多い土地だった。

 境界をめぐるトラブル、不動産登記簿の不確実という問題点を含んでいたのだが、内容を詳しく書くと、ひじょーーーーーに長くなるので、今日のところは、忙しかったということだけ記して、後日また書くことにする。

 

2011年2月21日 (月)

映画、割引サービスを利用して映画を見に行こう

 昨日の映画は、結局、20数名の観客だった。

 といっても、その8割がシルバー割引に該当する年代だった。

 該当する方全部がシルバー割引を利用してたとしたら、売り上げは2万円ちょっとにしかならない。

 映画館がなくならないことを祈っている私としては、ひとごとながら売り上げが気にかかる。

 シルバー割引というのは、60歳以上の人は、大人の通常料金1800円のところ、1000円で入場できるという割引サービスだ。免許証等の年齢が証明できるものを提示すれば、いつでもこのサービスが利用できる。

 ついでに映画館ではいろいろな割引サービスがあるから、他の割引の紹介もしておこう。


 私がよく利用しているのが毎月1日の映画の日。この日は、誰でも入場料が1000円になる。

 レディース割引。これは名前の通り、女性の方のみ1000円になる割引。

 ちなみにこれは証明書はいらない。

 ただし、男性と見間違えられる女性のかたは、免許証を持参した方がいいのかもしれない。

 女性に見える男性は、黙っていればレディス割引で切符が買えるかもしれない。


 メンズ割引。レディス割引があって男に割引がないのは差別だということで作られた比較的新しいサービス。

 全国的には月曜日をメンズ割引日にしているところか多いようだが、木曜日になっているところもある。


 レディス割引と、メンズ割引の日にちを変えているのは、カップルでの観客動員を期待してのことだろう。




 これと同じような目的で出来ているサービスに夫婦50割引というサービスがある。

 夫婦どちらかが50歳以上だったら、入場料が一人1000円になる。

 若いころ映画世代だった夫婦を映画館に呼び戻そうということで始めた割引サービスだ。

 ちなみに夫婦の証明は求められないので、50歳以上の男性が奥さんではない女性と行ってもこのサービスは利用できる。

 もちろん50歳以上の女性がご主人じゃない男性と行っても同じこと。

 ただし同伴する相手が若すぎる場合にどうなるかは確認していない。

 不倫の場合は、不倫がばれるので利用しない方がいいだろう。


 
高校生友情プライス。高校生料金1500円のところ、三人以上でいくと一人1000円になる。

 この場合、学生証の提示が必要。


 ハンディキャップ割引。障害者に対する割引で、障害者手帳の提示が必要。

 この割引では、付き添いの人も1000円になる。



 以上が、主な割引サービスだ。

 
 割引はほとんどの映画館で実施されているが、各映画館のサービスなので、見に行かれる映画館で確認されることをおすすめする。

  おっと、今日はウォール・ストリートについての感想を書こうと思って書きはじめたのだが、割引サービスの紹介が長くなってしまった。

 ウォール・ストリートについては、またの機会にしよう。

 ただ、いい映画だったとだけは言っておこう。

2011年2月20日 (日)

ウォール ストリートを見に宮崎市まで

ひさびさに、映画を見に宮崎市まで来ている。

映画はマイケル ダグラスのウォールストリート。

開演10分前に入場したら、ぼく一人。

あれれ、宮崎の映画館もなくなってしまうかも?と不安がよぎる。

開演直前になって、どよどやとお客さんが入ってきてひと安心。

それでは今から映画を楽しみます。

2011年2月19日 (土)

武富士元専務へ巨額税還付

 武富士の武井保雄元会長から長男の武井俊樹氏への株贈与をめぐる税務訴訟で、最高裁は、1330億円の追徴課税を取り消す判決を言い渡した。


 国は裁判中の利子も加えた約二千億円を返還することになる。

 支払いが遅れるだけ利子が膨らむので、直ちに一括で返還することになるという。

国税収入はいったん国税週納金整理資金にプールされており、今回の還付の原資も同資金から支出するため、あらたな予算措置は不要で処理される。


それにしても還付される税金が2千億円というからおどろく。

当市(延岡市)の昨年度の一般会計予算が536億2,400万円。

 その3倍強のお金だ。


 
税金対策をすることで、千数百億の税金を払わなくてよくなるわけだから、富裕層が必死になって法律の穴を探して税金対策をするのは当前だろう。

 一方、富裕層の租税回避行為に対して、税務当局は法令拡張解釈して税金を取り立てていたわけだが、最高裁は税務当局の法令の拡張解釈を戒め、租税法律主義の考え方を徹底させるという判決を下したわけだ。


 それにしても、2千億円。一年に1億円ずつ使い切っていっても2千年かかってしまう。

 どうやったら1億円を使い切ることができるのだろう。

 使い切れないものをため込んでどうするのだろう。



 お金に縁のない私には考えの及ばないはなしだ。

2011年2月18日 (金)

書店が無くなる。米国第2位の書店チェーン ボーダーズ倒産。

 米国で、書店チェーン第2位のボーダーズが倒産した。

 インターネットでの書籍販売や電子書籍の普及で、米国では書店ビジネスそのものが崩壊の危機にあるという。

 ボーダーズは、都市部を中心に大型店を展開してきた。

 品揃えで消費者を引きつけ、ピークの2005年には1200店を超えた。

 しかし、その後アマゾンのネット販売におされて下降線をたどり、今回の倒産となった。


 米書店チェーン首位のバーンズ・アンド・ノーブルも赤字続きで店舗の削減を進めているという。

 中小の書店はさらに厳しくなっていくだろう。

 来月に閉店する予定の書店の経営者が、「これで半径50㎞以内に書店はなくなる」と言っている。

 この書店は5年ほど前から急激に業績が悪化した。大型店との競争では得意先を確保して生き延びたが、アマゾンなどのネット販売には太刀打ちできなかった。


 日本の書店も苦境が続いている。00年に21,654店あった書店数は10年15314店となっている。

 とりわけ「街の本屋さん」の経営は厳しく、閉店が目立つ。

 今後、書店経営はさらに厳しさを増すだろう。。(朝日新聞11.02.18)



 実際、当市(延岡市)では「街の本屋さん」は壊滅した。

 現在は、ロードサイドの書店チェーンが1軒と、ショッピングセンターにテナントとして出店している書店チェーンが3軒、計4軒しかない。

 映画館が1軒しかないという嘆きを書いたことがあるが、書店もたった4軒しかない。

 しかも、一番大きな書店でも売り場面積200㎡未満。

 日常生活には不足はないのだが、新聞広告に掲載された本でもすぐには手に入らないことが多々ある。

 新聞広告で、欲しい本があっても書店に入っていないということが少なくない。


 以前は、書店に取り寄せをお願いしていたのだが、平気で「取り寄せは3週間くらいかかります」なんてやられていた。

 取り次ぎ店を通さないと入荷しない古いシステムが、本の流通を阻害していた。

 そこに現れたのがネット書店。

 新刊はネット書店で購入するという私の習慣は、書店の販売ルートの遅れが原因だったといえる。

 3週間も待てないから、送料を払ってでもネットで購入していた。

 それが、現在は送料無料。

 書店は、ますます少なくなっていくだろう。


 ただ、本は、本当は中を見て買いたいのだ。

 題名と目次だけを見てネットで購入して、がっかりすることも多い。

 本屋さんに寄って、本棚をゆっくり眺めて、気になった本を手にとって立ち読みするというのも本屋さんの楽しみだ。

 いくつかの本を立ち読みして、気に入った本を買って帰るというのがいい。

 それに本屋さんに並べられている本の数で最近の流行もわかる。


 私は、ときどき映画を見るだけのために車で2時間かけて宮崎市まで行くという話をしたが、そのときに必ず同じショッピングセンター内にある書店に寄っている。

 当市(延岡市)の書店の3倍くらいの書籍がそろっていて、本棚を1時間以上かけて眺めてまわるのも楽しみのひとつなのだ。


 身の回りから書店がなくなってしまうと、この楽しみを味わうために、大都会まで時間と費用をかけて行かなくてはならなくなる。

 そういうことにならないように、できるだけ地元の書店で本を買うようにしようと思った、今日は2月19日。

2011年2月17日 (木)

日本には3流国家になってしまった。国のことを考える政治家はいない

 国会は、ぐちゃぐちゃになっているようだ。

 国のためにとか、国民のためにという、意味を持たない言葉は発するが、国のためや国民のために行動する国会議員はいない。

 経済は1流、外交は3流と言われてきた日本だが、今や経済も1流の座から落ちかけているし、外交は3流以下。

 政治も3流。

 誇りに思っていた日本はどうしてしまったのだろう。

 中東では、国民が立ち上がっている。

 エジプトでは、一連のデモでの死者が365人になったという。

 「命を賭して」という言葉を安売りする日本の政治屋達を、国民が「命を賭して」正さなければならないときが来ているのかもしれない。

 

2011年2月16日 (水)

オウム真理教 元幹部 土屋被告死刑確定

 元オウム真理教幹部、土屋正実被告の死刑が確定した。

  土屋被告は、地下鉄サリン事件、松本サリン事件でのサリン製造の中心メンバーとして殺人罪に問われ、一、二審で死刑判決を受け、上告していた。

最高裁の判決は「被告はサリンなどの開発作業の中心で、被告の豊富な科学知識や経験を駆使することなしに、多数の死傷者を出した地下鉄サリン事件などの各犯行はなしえなかった」として、被告の上告を棄却した。


  弁護側は「松本死刑囚の指示にあがらえず、盲目的に従うしかなかった。現在は教団の影響から脱して反省している」として、無期懲役が相当だと主張していた。


 実際、現在の土屋被告は、松本元教祖からの洗脳が解け、本当に心から反省しているような気もする。


 土屋被告は、松本被告から洗脳されて、指示にあがらえなかっただけではなく、善悪の判断も失っていたのではないかと思うと、彼もまた松本死刑囚の被害者だろう。


 だからといって、多数の犠牲者を出した罪が許せるわけでもないが、松本死刑囚から洗脳が解けた時の彼の悲しみを思うと複雑な気持になる。



 土屋被告も宗教に生きていた時間があるのだから、新たに信じる宗教に生きて、残りの時間を自分の罪を償い、被害者への冥福を祈ることで生きてもらいたい。

沢村入団で、巨人優勝

 プロ野球がキャンプインして2週間になる。

 祐ちゃん人気は相変わらずだが、このところ巨人の沢村君の実力に注目が集っている。


 2月2日のブログで沢村君にエールを送っていたぼくとしては、沢村君に注目が集まるのは嬉しいが、騒がれすぎて調子を狂わさなければいいのだがと、ちょっと心配もあった。

 しかし、沢村君には、そんな心配はまったく不用のようだ。


 彼は、新人ではあるが、すでに一流選手として完成しているのだ。

 若くして、王元監督のような風格さえ感じさせる。


 沢村君に、「ガンバレ」という声援は失礼かもしれない。

 むしろ、「沢村君。あなたの力で、巨人を優勝させて」と懇願したいような気持にさせる。



 今年のドラフトを見ていて、巨人はうまく沢村君を獲得したなと思っていたが、そのとき以上にドラフトの成功を感じている巨人しか知らない巨人ファンの、今日は2月16日。

2011年2月15日 (火)

ペニーオークション苦情急増

 今日の朝日新聞に、「ペニーオークション 苦情急増」なる記事が掲載されていた。

 「ペニーオークション」なる言葉は初耳で、カネはならない雑学をこよなく愛するぼくとしては捨てておけないことであった。

 紙面の4分の1を割いて、詳しく説明されていたが、うまいことを考える人がいるものだと、つくづく感心してしまう。

 ペニーオークションとは、新しいインターネットオークションで、ブランド品や家電の新品などが格安で手に入るとうたい、人気を集めているらしい。

 その方法とは、一般的なオークションは、サイトの運営者はオークションの場を提供し、そこに出品者と入札者が参加する仕組みだが、ペニーオークションは、サイト運営者が商品を出品している。

 ブランド商品や、テレビ、デジタルカメラといった人気商品を「0円」で出しているケースが多い。


 問題点は、一般のオークションでは入札に手数料はかからないのだが、ペニーオークションでは入札1回につき数十円から数百円の手数料がかかる。

 入札するためには、手数料を専用のコインを、前もってクレジットカードで購入する。

 落札できなくても入札をクリックするたびに課金されていく。

 商品を安くかえたとしても、手数料との合計で余りやすく買えないということもおこる。

 なによりも、問題になっているのは、何度入札しても競争相手がさら入札を続けるということだ。

 人気のあるサイトでは、競争相手も多くなる。

 入札に課金されているので、ムキになって入札を続け、結局そんなに安くない買い物をしてしまうということも多いようだ。

 サイト運営者としては、商品を安く出品して、数多くの入札者をつくりだせば、落札できなかった人からの手数料も入るという仕組みだ。



 本当にオークション形式で入札を行なっていても、落札できる人は一人だけで、落札者以外の入札者は手数料だけとられることになり、非常にギャンブル性の高いオークションと言える。



 なかには、誰かが入札すると、自動的に別の入札が入るようプログラムされているか、サクラがいるとしか思えないサイトも多いそうだ。

 このところ全国の消費者センターに、ペニーオークションの相談が急増しているという。

 落札できずに、手数料だけ10万円も20万円も使ってしまた人もいるそうだ。


 苦情の急増に、大手の良心的にやっていた業者で撤退しているところもあるという。

 国民生活センターの担当者も「仕組み上、最終的に業者が落札する可能性も否定できない」としているという。



  なんとも、うまい金儲けを考える人がいるものだなあと感心してしまう。

 くれぐれも、うまい儲け話はない!ということにご注意ください。


  

2011年2月14日 (月)

小沢さん、党員資格停止処分

 やっとのことで、小沢さんの処分がでた。

 民主党の役員会で、裁判で判決が確定するまでの間、党員資格を停止する案を、15日の常任幹事会に提案することが決まった。

 想像した通りの結果である。

 なんとおそまつな決定だろうか。

 私は、その処分の内容について批判しているのではない。

 決定までに4カ月以上の時間を浪費したことが、なんとも情け無い話だと思うのだ。

 起訴されたのは1月31日。

 昨年の10月5日に2回目の検察審議会で起訴すべき旨の議決がなされた。

 この時に、強制的に起訴されることは決定していた。

 菅さんがしてきたことは、小沢さんに自主的に離党することを希望してきただけだ。


 「離党を希望します」なんて言ったくらいで、小沢さんが自ら離党ことはあり得ないのは、素人の私でもわかる。


 国政のトップに立つ総理大臣が、そんな見極めもできないのか。

 菅さんにはリーダーシップが欠落している。


 起訴はされたものの、小沢さんは無罪になるだろう。

 「小沢さんは無罪だから一切その責任を問わない」と決断するならそれもいい。

 決断しないことが問題なのだ。


 もっと悪いのは、自分の言葉に責任をとらないことだ。

 「けじめをつける」自信がないのであれば、「政治とカネの問題にけじめをつける」などという言葉を発しなければいい。

 総理大臣とは決断を求められる人なのだ。

 最終決断を自ら下さなければならない。

 それはそれは孤独だろう。

 しかし、その孤独に耐えて決断を下さなければならないのが総理大臣なのだ。

 総理大臣の決断に国民全ての命がかかっている。

 間違った決断をしたら国民を路頭に迷わすかもしれない。


 
決断には、心臓をわしづかみにされて絞り上げられるような苦しみをともなうこともあるだろう。

 しかし、その苦しみに耐えて決断をしなければいけないのが総理大臣だ。

 自分が下した決断が間違っていたら、命を差し出してお詫びするくらいの気概を持ってもらいたい。


  
菅さんは、「命をかけて」と何度も言うが、そもそもも総理大臣とは命懸けの仕事なのだ。


 「命をかける」という言葉は、なんども何度もつぶやくものではない。
 

2011年2月13日 (日)

ATL(成人T細胞白血病)とHTLV―1ウイルスそしてHAM(脊髄症)

  ATL(成人T細胞白血病)という病気がある。

 
余り知られてなかった病気だが、死亡率のきわめて高い難病で、最近では元宮城県知事の浅野史郎さんが発病したことで、その名を知られてきた。


  ATL(成人T細胞白血病)はHTLV―1ウイルスによって引き起こされるのだが、患者・感染者が九州・とき縄地方に集中していたことから「風土病」と言われていたこともある。


  HTLV―1ウイルスはATL(成人T細胞白血病)の他に、下半身麻痺が進行し歩けなくなるHAM(脊髄症)も引き起こす。

  国内感染者は120万人。ATL(成人T細胞白血病)・HAM(脊髄症)の発症者はキャリア(感染者)の5%だが、発症のメカニズムは解明されていない。



自らもHAM(脊髄症)を発病している菅付(すがつき)加代子さんは、2005年にNPO法人「日本からHTVLウイルスをなくす会」を立ち上げ、国に予防策を要望してきた。

  会は、感染予防、感染者対策、疾病対策を国に求めているが、HTVLウイルスが主に母乳等で感染することから、早急に公費負担で全国一律の妊婦健診の実施を要望していた。


 菅付さんは30代に輸血で感染して、30代でHAM(脊髄症)を発症した。

 そして2005年に「日本からHTVLウイルスをなくす会」を立ち上げ、居住する鹿児島から何度も厚労省に足を運び、対策を要望してきた。

 しかし、車椅子での必死の陳情も虚しく、何度行っても門前払いであった。

 その間に多くの仲間たちを亡くした。


 そんな菅付さんに援助の手が差し伸べられたのは、皮肉にも、元宮城県知事の浅野史郎さんのATL(成人T細胞白血病)の発病だった。

 浅野さんが、菅付さんのこれまでの努力を後押ししてくれた。

 それまで、何度行っても門前払いだった厚労省の門が開いた。


 その後、管首相は患者団体に対して、ATL対策を放置してきたことを政府として反省すると述べ、母子感染予防のための全妊婦抗体検査を全国一律、公費負担で行う意向を示した。


 総合的な解決はまだ整っていないが、まずは解決への第一歩を踏み出したことは喜ばしいニュースだ。



 それにつけても、国の弱者に対する姿勢には、怒りを感じる。

 弱者の切なる願いは、常に無視をされる。

 浅野史郎さんの働きかけがなかったら、今も門前払いを続けられていたかもしれない。
 弱者の声を取り上げてくれる組織はない。


 弱者は集団となって声をあげ、その声をいやでも国に取り上げてもらうような工夫をしなくてはならない。

 チュニジアに続いて、強固に辞任を拒否していたエジプトのムバラク大統領も辞任に追い込まれた。


 日本では、国民の声が大きな波となって国政を変えるということはないのだろうか。



 政治家や官僚が痛みを感じることなく、消費税増税に手をつけることになったときには、国民みんなで「おかしい!」と大声で叫ぶことだけはしよう!

2011年2月12日 (土)

連結経常利益、前期比53%増の上場企業と最小不幸社会

 日経新聞の集計によると、日本の上場企業の2011年3月期の連結経常利益が前期比53%増となる見通しだという。


 景気が上向いているということになるのだろうが、一向に景気が良くなっていないと感じているのは私だけでは無いだろう

 自分のまわりに景気が良くなったと言う人はまったくいない



 同じ日の日経新聞の経済欄に、2010年10月~12月のGDPが実質2.1%減という、内閣府からの速報値が掲載されていた。

 上場企業の増益は外需関連企業で、内需はあいかわらず低迷しているということなのだろうと素人解釈をした


 実感としての景気は、悪くなる一方だ。


 私の住む延岡市では、どこに行っても、「延岡はダメだね。景気が悪い。」と言っている。


 これは延岡だけのことではない。

 全国的に見れば東京に、九州全体で見ると福岡に富が集中しているようにある。。

 強いて言えば、県庁所在地は多少呼吸が楽なように思える

 しかし、それ以外の地方都市は、みんなあえいでいる。



 中小企業、零細商工業者や農水産業従事者は瀕死の状態からなかなか抜け出せないでいる。



 そんな中で、日本が世界経済からおいてけぼりをくわないためにはTPP参画が必須だという意見が勝ち組の方々の意見のようだ

 さらに、体力を回復してきた上場企業のためには、法人税の減税。

 しかし利益を抱えた企業が下請け企業や、雇用者に利益を還元する気配はない。


 強者が、

強者のための最大幸福社会を作ることを弱者の庶民は阻止できない。


 政府が庶民に用意してくれる、最小不幸社会とはどんな社会なのだろうか。



 一流会社からの恩恵を受けることなど、まったく考えられない私は、不況の嵐にあえぎつつ、どうやって生き残ろうかと考えあぐねている今日は2月12日。

2011年2月11日 (金)

小沢さん処分は重要事項

 「やっぱり」だった。

 年頭記者会見で、「今年を政治とカネの問題にけじめをつける年にしたい」と言っていた菅総理の腰が定まらない。


 年頭には、小沢さんを名指しして「出処進退を明らかにするべきだ」と、議員辞職も含めたけじめを迫っていたはずだ。

 併せて、今年を「開国元年」にして「TPP」にも取り組み、併せて「日本の農業を変える」といった。


 さらには、「税制と社会保障の一体化」をはかるため税制改革にも手をつけると断言した。



 その、元気のいい発言を、はしゃぎ過ぎのようにかんじたのは私だけではなかっただろう。

 そのことを1月10日のブログに「新年の管総理の元気は本物か?」という題名で書いた。

 その日のブログで、「菅さんの力強い発言が、また言葉だけど終わらないことを切に願っている。」と願った。

 国民のほとんどが同じ感想を抱いたと思う。


 しかし、その後、菅さんの表情は、みるみる元の菅さんに戻ってしまった。

 自信のない虚ろな目の管さんに戻ってしまった。



 年頭に、「政治とカネの問題を放置したままでは、国民に痛みを分かち合ってもらう改革は進められない」と言った言葉を忘れてはいけない。

 自らが正すべき問題を放置したまま、国民に痛みだけを押しつけるのか?

 それでも日本の国民は黙ってそれを許すのだろうか。


 チュニジア、エジプトのような大変革を望んではいないが、インターネットで国民の怒りの声をもっと増幅できないものだろうか。

 

2011年2月10日 (木)

有料老人ホームで親子の会話が増えた、延岡市の有料老人ホームウイングⅡ

私は、新聞は朝日新聞と日経新聞を読んでいるのだが、ほとんど毎日のように介護、老人医療、終末医療、葬儀、墓という人生の終い方にまつわる記事を目にする。

 昨日からの日経新聞に「有料老人ホームに入居」という、記事が上中下の3日連載されている。

 昨日、今日と読んでみたが、幸せな親子関係のまま有料老人ホームに入居している話だ。

 昨日は、95歳になるお父さんが、自分から有料老人ホームを探してくれと、同居している娘さんに言い出したという話。

  娘さんは、父が私のために犠牲になろうとしているのではないかと気にしていた。

   娘さんは別に居を構えている姉に相談したところ、「介護はプロにまかせて、家族は心のケアにつとめたほうがお互いのため。後ろめたいと考える必要はない」と言って背中を押してくれた。

   姉は、妹さんが父の介護で大変な思いをしているのを充分に理解していた。

   有料老人ホームはクリニックに併設されたもので、父も健康に対する不安がなくなって安心した暮しをしている。

  妹さんは毎週土曜日にやってきて昼食をいっしょに食べ、夕方までいっしょに過ごす。

  お姉さんは毎週月曜日にやってきて、ドライブに連れ出すという生活を続けているという話だった。


  できすぎた話のようでもあるが、老人ホームという言葉にまつわる暗いイメージを払拭しようということなのだろう。


   今日の話も同じように、幸せな親子関係の話だった。

   93歳になるお父さんの介護をしている娘さんは63歳。

   その娘さんの持病である狭心症が悪化して、医者から父親の介護をやめるように言われた。

   父の介護を始めたころに狭心症だという診断を受けたのだが、父にも家族にもそれを隠して介護を続けていた。

  だけど、10年にわたる無理がたたって、ついに限界に達したというわけだ。

  もう介護は続けられないという娘さんの申し出に、父親は静かにわかったと答えた。

   娘さんが入居先に選んだのは自宅に近い有料老人ホーム。

   今も、週に3会は父のもとに通っているという。

    この話で、そうかもしれないと納得させられたのは、父親が老人ホームに入ってから、父親との会話が増えたという話だ。

   「迷惑をかけて済まない」という思いが父の口数を少なくしていたのだった。



   二つの話とも、まれに恵まれた幸せな家族の話だが、話の最後にあった「迷惑をかけて済まない」という思いをもつ親も少なくないだろう。



   しかし、こんな話をどんどん取り上げて、なんとなく暗いイメージのつきまとっていた有料老人ホームを、前向きに活用することを考えた方がいい。



   実際、
最近の有料老人ホームは、きれいで明るいものが多いようだ。

   前に紹介したが、私のお付き合いのある方がやっている有料老人ホーム「ウイングⅡ」も写真の通り、明るく開放的なものである。

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相続税の増税間近

 先日書いたことだが、今年度の税制改革大綱には、相続税の基礎控除の縮小や税率アップなど、相続税の増税が盛り込まれている。

 今ニュースを賑わしている、関連法案が成立すれば、相続税は増税になる。

 増税になると、これまで相続税の課税対象になるのは、相続の4%にすぎなかったのだが、今後はそれか6%になる。

 6%というと、94%の人は関係ないと思える数字だが、東京都23区に戸建住宅を持っている人のほとんどが相続税の課税対象となるのではないかと言う話もある。

 田舎暮らしの私たちには無縁の話のようにも思えるが、23区内に住む一般庶民も課税対象になるという話は、多少現実味を感じる。

 代々、東京に住んでいただけの庶民の家にまで、巨額の相続税がかかるというのは少し気の毒な気もする。

 庶民の家か、富裕者の家かの見極めは難しいだろうが、普通に暮らしている一般庶民に対してのなんからの免除措置をとってあげれないものだろうか。

 それとも、平民が23区に家を持つのは贅沢だから、相続税が払えないなら売っ払って郊外に引っ越せとでもいうのだろうか。



 増税は、いつも所得の低い方に向かう。

 基礎控除の額がこれ以上下がるようなときは、庶民は一斉蜂起せねばならぬ。

 

岡本ホテルを巡る詐偽容疑事件

 私が仕事でお世話になっているお客様が面白い話をしてくれた。

 その社長は、本業も儲かっているが、不動産にも目が効き、大型の物件をちょくちょく買われる方だ。

 私も何回か売買していただいていて、年に何度か顔を出している。


 ある日、ちょっとした用件があってお訪ねした。

 すると社長から、「ところで、あんた、○○不動産という不動産屋を知っちょるけ?」と聞かれた。

 「知ってますけど、何かありましたか?」とおたずねした。

 社長は、「面白い不動産屋でね・・・」と話を続けられた。

 その不動産会社はトラブルの多い会社なのだ。

 話によっては助言をしなければと思いながら、社長の話を聞いていた。


 「その不動産屋は、突然儲け話を持って来たので聞いてくれと言ってきたんだよ。そして地図と大きな図面をだして、ここに市が大きな開発計画をしていると言うんだ。」

 それで何が言いたいのかと思ったら、計画地ないに土地があって、その土地を5000万円で買っておけば、すぐに2億円で売れることになっている、という話だったそうだ。



 「ウワッ!危ない。そんなにうまい儲け話に乗ったら大変ですよ。」と言おうと思ったのだが、社長の話は止まらない。


「な?面白い話だろう?」
 

  「面白いって、そんなうまい話に乗ると危険ですよ。」と私。
 

「あんたね、そんなに人を疑ってはいかんよ。世の中には、濡れ手で粟みたいに儲かる話もたまにはあるんだよ。」と社長。
 


  さらに社長の話は続く。
 
  「だからワシはその不動産屋に言ってやったんだ。それはすごく良い話だね。しかし、あんた、来るところを間違っているよ、とね。」
 


  そうしたら、その不動産屋は、「来るところを間違っている?」とポカンとしていたそうだ。


   その意味が私にも理解できなかった。
   

  「私の会社は小売業だよ。おたくの話は銀行に持っていくべきだよ。そんなに確実にもうかる話なんだから、銀行がいくらでも貸してくれるよ。この先に○○銀行かあるから、そこにいった方がいいですよ」と言ったというわけだ。
 


  なんと、さすがは儲かっている会社の社長。
 


  私に対しても、その不動産屋さんの持ってきた儲け話には一言もケチをつけず、ほめまくるだけ。
 


  その後も、その不動産屋の応酬話法には一切耳を貸さず、銀行に行きなさいとだけ言ったことだろう。
 


  普通に考えれば、当たり前のこと。
 

  5000万円の土地の売買を仲介しても、もらえる手数料は最大でも300万円とちょっと。

 確実に1億5000万円以上儲かるのなら、ヒトが買うのを邪魔しても自分が買うというのが普通だろう。



 世の中に、そんなにうまい話はない。




 確実で、安全に儲かる話には銀行がいくらでもお金を貸してくれる。

 しかも、1~2%の低金利でだ。




 最近も、岡本ホテルを巡る詐偽容疑事件が大きく報道されている。


 直接の容疑は3億円をだましとったというものだが、グループは5年間で、約8千人から二百数十億円の金を集めたとされる。



 繰り返しになるが、「世の中にそんなにうまい話は無い!」




 あなたが、本当に儲かる話を見つけたら、それをヒトに教えますか?

 絶対に誰にも教えず、一人でこっそり儲けるでしょう?


 ね?お人好しのあなたでもそうなのだから、商売人がヒトに儲ける話を持ってくるわけないですよ。



 うまい話を持ち込まれたら、この社長さんを真似て、銀行に行くようにすすめてみてはいかがだろうか。



 欲に目が眩んでだまされる人にも罪はあるのではないだろうかと思う、今日は2月10日。

2011年2月 9日 (水)

G20 初の農相会合

 国際的な食料価格の高騰に対して、G20として初の農業大臣会合が開かれることになった。
 国際連合食料農業機関(FAO)によると、1月の食料価格指数は、02年から04年の平均を100としたとき、230.7と過去最高値を更新した。

  砂糖は02年~04年平均に比べて4倍、大豆や小麦などの穀物は2.5倍に跳ね上がっている。
 
  オーストラリアの洪水など産地気天候不良、経済成長を続ける新興国の食料需要の増加、それに加えて投機マネーの流入などが重なったのが、価格高騰の原因とされる。
 
  また、干ばつを背景に、ロシアなどの生産国が小麦やトウモロコシの輸出を禁止するなどの動きも広がっていることから、輸出規制のありかたも検討する。
 
  本会議を呼びかけたサルコジ大統領は、価格の上昇を見込んだ投機筋の動きが、世界的な食料やエネルギーの価格上昇に拍車をかけているとして、投機マネーの規制に言及した。
 
  18日から開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議で、食料価格安定についての具体的検討に入ることになっている。
 
  ただ、農産物を売って利益をあげつつ、災害時には自国民の食料を優先させたい生産国と、安定的に食料を調達したい消費国とでは利害が異なり、輸出や投資などで実効性のある規制を打ち出せるかどうかは不透明だ。(朝日新聞 2.9)
 
  この報道であるように、これからは食糧問題が世界的な大きな問題となっていだろう。
 
  工業製品と違って、食料は生き物であり、天候に大いに左右される。
 
  また、去年から騒ぎになっている口蹄疫、鳥インフルエンザといった伝染病も影響を与える。
  TPPの流れは阻むことは難しいのだろうが、こと食糧問題については、流通を断ち切られた瞬間からすべての人々の生活に支障をきたす。
 
  残念なことではあるが、人間は、食料危機に陥ったとき、足りなくなった食料をみんなで分かち合うことはしないだろう。
 
  まずは自分のことだけしか考えないだろう。
 
  そして次に自国民。
 
  その次に、高く買ってくれる相手。
 
  そうなったとき、苦しい思いをするのは、また一般庶民。
 
  ごくごく一般庶民である私は、食料の確保は国の第一の使命であると思っている。
 
  もし、国家が特別な階級の利益の保護のみを考えた政策を行い、その結果国民の腹を満足させることができなくなったときは、いかに政治に無関心の日本でも、チュニジアやエジプトのように国民が蜂起することになる。
 
 いや、蜂起しなければならないだろう。

2011年2月 8日 (火)

本当は、党内での小沢さんの処分はどうでもいいのだけど。

 今日、菅人首相が、小沢元代表に対する処分について岡田幹事長、輿石参院議員会長と官邸で協議したというニュースが流れた。

 それによると、「党員資格停止」を軸に調整を進めているらしい。
 
 「党員資格停止」というのは、党倫理規則で定めた処分で最も軽い処分だ。

 もっとも軽い処分だというのに、それでも慎重な意見が根強く、いまだ着地点が見えないようだ。



 小沢さんが強制起訴されたのは1月31日。

 それからすでに1週間が経過した。

 何度も同じ話の繰り返しになるが、管首相は年頭記者会見で、小沢さんを名指しして「起訴されたら出処進退を明らかにするべき」と明言していた。



 年頭の気持も新たに、小沢さんと対決する姿勢を明確にしてみせたように感じた。

 二度にわたり、検察審査会の起訴相当の議決を受けて、起訴されることはわかっていての発言だったはずだ。

 それなのに、処分どころか処分するかどうかさえ決められない。



 これが民主党の体質なのか。

 政権をとるまでは威勢がよかった。

 代表選のときも威勢がよかった。


 現実に対峙するまでは威勢がよいのだが、現実を目の前にすると、たじたじとして、うやむやにしようとする。



 いつまでもうやむやでは済まない。



 なにも決めることができないで、うろたえている間に、官僚たちが勝手に日本の舵をきっている。

 「命をかけた」はずなのだから、命を張って責任をとってもらいたいものだ。

2011年2月 7日 (月)

相続税、半世紀ぶりの大増税

 昨日、何かの番組で、2011年度から5年間の「思いやり予算」が決まっているという話をしていた。
 
 気になって調べてみると、前原誠司外相とルース駐日米大使が5年間の在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)などを定める特別協定案に署名したということだ。

 総額(10年度1881億円)の水準を5年間維持するという。


 
新聞、テレビでは、小沢さんの問題を筆頭に、どうでもいいような揚げ足取りみたいな討論ばかりを取り上げているが、その間に官僚たちはちゃくちゃくと国家予算を作っていっている。
 
 政治主導の掛け声は大きかったけど、結局官僚の手を借りずには何もできないことがわかっただけ。


 
政治屋さんたちが、子供の喧嘩みたいな内紛や外紛ばかりをやっている間に、官僚は自分たちの権益を温存しながら国の運営を続けている。


 
そんなことを思ったもので、今日は相続税の改正について詳しく書いてある資料を見直してみた。

 主な改正項目は下記の3つ。

 ①基礎控除額の引下げ
  
 ②最高税率の引き上げ

 ③死亡保険金の非課税枠縮小



 
まずは、基礎控除額の引下げ。

 今までは基礎控除として、5000万円と相続人一人につき1000万円の合計額が控除された。

 例えば、相続人が配偶者と子ども二人の場合、
  5000万円+1000万円×3=8000万円が相続財産から控除された。

 
だから、おおざっぱに言うと、相続税の心配をするのは1億円以上の財産を相続する人だと思ってもらえればよかった

 
 不幸にも?私に相談した人で相続税の心配をしなければいけない人はいなかった。

 
 相続税の心配をしなければいけないような人は、私に相談するまでもなく相続税の対策を怠りなくやっているのだ。


 しかし、この度の相続税の改正では、非課税のラインがぐっと下がる。


 5000万円が3000万円に、1000万円が600万円に引き下げられる。

 前述のように、相続人が配偶者と子ども二人の場合

  3000万円+600万円×3=4800万円 となる。

 これだと、ちょっと立派な土地建物とちょっとした預貯金を残してもらった場合、相続税の心配をしなければならなくなる。



 ②の最高税率の引き上げ。

 現行50%の税率が55%に引き上げられる。

 さらに累進課税の税率の構造を6段階から8段階に細分化する。



 こんなに大幅な増税なのに、なにごともないかのように静かに法案は作られているわけだ。



 マスコミも、「もっと政策論争をしろ」と言うだけでなく、秘かにすすめられている官僚製の法案をあぶりだしてもらいたい

2011年2月 6日 (日)

エクスペリアのすすめ

 ギャラクシーを待てずに、代わりに手に入れたエクスペリアだが、大いに満足している。

 ずいぶん使い込んだが、何の不満もない。


 エクスペリアは、ドコモが去年4月に発売したアンドロイドOSのスマートフォンだ。

 日本のスマートフォン市場を独占していたソフトバンクのiphoneに対抗しての発売だったが、iphoneにの人気に押されていまいちパッとしなかった。

  ところが去年10月に発売したギャラクシーでアンドロイド端末への人気に火がいた。

 ギャラクシーはドコモの予想をはるかに超えた人気で、発売日に品切れを起こし、予約3カ月待ちという状態になった。


  その後ドコモは次々にスマートフォンの新製品発表を行なったが、これもドコモの予想の数倍以上の反響で、いずれも品薄状態が続いている。


  auからも数種のスマートフォンが発売され、iphone一色だった日本のスマートフォン市場で、このところアンドロイド端末に注目が集っている。


  私は、注目が集まりすぎて品薄状態でギャラクシーが買えなかったので、とりあえずで手に入れたエクスペリアを使い始めた。

  とりあえずのはずのエクスペリアだったが、これが前述のとおり快適なのだ。 


 このところのアンドロイド端末の大攻勢に併せて、本屋さんにもアンドロイド端末の解説本が並びはじめた。


 便利な使用方法とか、お勧めのアプリが紹介されているのだが、ひとつ不満がある。


 というのは、
ギャラクシー、レグザフォンばかりに注目が集っていて、本屋に並んでいるアンドロイド端末の解説本では、エクスペリアを解説している本が少ない。

 「この他にエクスペリアという機種もありますよ」ってな取り扱いなのだ。


 そこでお役立ち情報だが、人気に取り残されているエクスペリアは、このところ、新規契約の2年契約をすれば無料でもらるところもあるようだ。
 
  スマートフォンを始めようとしている皆さん、エクスペリアも候補のひとつに加えてはいかがだろうか。

2011年2月 5日 (土)

大相撲、春場所中止か?

 大相撲八百長事件は、3月の春場所の開催を見送りになるるかもしれないという、深刻な事態になってしまった。


 
大相撲の八百長問題は、大昔から言われていたこと。


 
八百長問題に関しては、何度も週刊誌や新聞を賑わせてきた。



 
昨日、改めて広辞苑で八百長の語源を確かめてみたが、語源も相撲がらみ、そして意味の説明についても「相撲などの・・・」と相撲がその語源に大いに絡んでいる。

 しかし、相撲協会は八百長を一切否定してきた。

 八百長記事に対して、いつくかの裁判を起こして、すべて勝訴してきた。

 そのすべてがウソになってしまった。


 今回の事件で、大相撲全体がショーであるかのように錯覚させてしまう。

 八百長相撲は一部の者がやっていたことだろう。

 もっと早く、八百長の存在を認め、自らを浄化するべきだっただろう。



 子供の頃大好きだった、若乃花・栃錦の一戦が八百長相撲だったとは思いたくない。



  今回の八百長発覚で、大相撲は国民的信頼を失ってしまった。

  例のごとくに、マスコミは一斉に相撲協会叩きをやっている。

  相撲の存在を否定するかのような報道もある。



  繰り返しになるが、私は大相撲ファンではない。

  しかし、このまま相撲がなくなってしまっても良いとは思わない。



  今、マスコミは面白がって相撲協会を叩きまわしている

  そしてそれにつられて、多くの国民も相撲バッシングの波に乗ってしまっている。

  だけど、冷静に考えてみよう。

  何百年もの歴史のある相撲が、この世の中から消えてしまっていいのか。



 歌舞伎、神楽、能、落語 etc. といった日本の伝統文化のひとつである相撲が、単なる興行として消してしまっていいのだろうか。


   日本相撲協会は過去の過ちを真摯に反省し、事実をすべて洗い出して、国民の信頼を取り戻すべく出直しをはかってもらいたい。





   ここからは
蛇足の提案だが、年6場所を年4場所に戻すことだ。

  年6場所はあまりにもスケジュールが過密過ぎる。

  そもそも公益法人なのだから、利益追求を目的にするべきではないのだ。


  協会の金儲け主義も、八百長事件の原因のひとつだ。

  剰余金を500億円もため込む必要はない。

  それらの金を放出して、幕下以下の力士の福利構成をはかることも八百長問題の解決策のひとつになりはしまいか。

2011年2月 4日 (金)

キャンセル相次ぐ霧島温泉郷から、避難者へ暖かい贈り物

 新燃岳の噴火で観光客のキャンセルが相次いでいる鹿児島県霧島市の霧島温泉郷の旅館の人たちが、避難生活を続ける宮崎県髙原町の避難所で炊き出しを計画しているそうだ。
 
 温泉郷への観光客の多くが宮崎から訪れ、同じ環霧島の仲間として「恩返ししたい」ということだ。


 霧島温泉事業協同組合に加盟する旅館や飲食店の関係者約10人が5日夜、避難所でおにぎりや豚汁約350人分を振る舞う。



 
噴火以来、キャンセルが相次いでいる温泉旅館がなぜ?と思って記事に目がいった。



  「霧島側ではキャンセルだけで済んでいる。降灰で避難生活に苦しんでいる髙原町の人に何かできないか」ということで支援することが決まった。



 
ある旅館のおかみは「仕事をしたくても開店休業状態。業務用の大きな鍋も釜も余っているし、従業員も板前もいる。余っているエネルギーで喜んでもらえたらこんなうれしいことはない」と言っていたそうだ。


 自分たちの方も大変だろうに、人のためになにかしようという衝撃的な記事だった。



 宮崎は昨年は口蹄疫で致命的な被害を被って、やっと回復の軌道に乗るのかのと思っていた矢先に鳥インフルエンザ。
 
  そして新燃岳噴火。


  なんでこんなに宮崎だけに災害が集中するんだろうと、呪わしい気持になりがちな中で、本当に心が温められた今日は2月4日。


 

お気に入り文具 手製の鉛筆ホルダー の成果

 以前紹介した、手製の鉛筆ホルダーで使っていた鉛筆が、いよいよ寿命を迎えた。

 あと2日くらいはなんとか使えそうだが、寿命切れ寸前の写真公開。

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 製作方法は、いたって簡単。

 書き損じのコピー用紙を鉛筆にクルクル巻き付けるだけ。

 4~5回巻いて、鉛筆ホルダーとして使用するのに耐える太さになった時点でセロテープで留めるだけ。

 この写真のように鉛筆が短くなってきたら、紙ごと鉛筆を削れば良い。

Rimg0035
 その結果が、右の写真。

 全長1㎝。

 ここまで使い切れば、ケチなぼくも満足。

 なんだか得をした気分\(^o^)/

2011年2月 3日 (木)

小沢さんの処分はどうするの

 大相撲の八百長疑惑で、日本の政治記事は(朝日新聞では)4面に押しやられていた。

 「小沢氏処分 悩める民主」とある。

 何度も言うが、年頭の菅さんは元気が良かった。

 TPPと税制改革に触れ、政治とカネの問題にも決着を着けると言っていた。

 決断できない首相のイメージを払拭しようと、元気に振る舞っていた。

 小沢さんの問題については、起訴された時点で処分すると明言した。


 
ところが、起訴されて随分経つのに、いまだに動きはない。

 これでは決断できない首相のイメージを強調するだけだ。



  新聞の小見出しに、「強行なら 党にひび」「先送りは 野党に隙」とあった。



  先送りは野党に隙というような甘い問題ではない。



  先送りを国民は許さないだろう!

 

大相撲八百長問題、関取になれないまま廃業した若者のために再建しろ

 大相撲が大変なことになっている。

 
今日の朝日新聞(西部本社版)は、1面のトップと天声人語、2面の紙面半分、3面の社説、そして社会面26面、27面の紙面の半分と、大相撲の八百長問題を大きく取り上げている。

 大きな問題ではあるが、ここまで紙面を割かなくては行けない問題なのかという気もする。


 
予算審議中の国会も大きな問題を抱えていると思うのだが、硬直状態で大きな記事にはしにくいようで、めだたない4面にその記事がちらっと載っているだけだ。


 
八百長の語源は、八百長という八百屋が相撲の年寄り某との碁の手合わせで、常に1勝1敗になるようにあしらっていたことによる(広辞苑より)というのは有名な話だ。

 さらに広辞苑によると、

 ①相撲や各種の競技などで、一方が前もって負ける約束をしておいて、うわべだけの勝負を争うこと。なれあい勝負。

 ②転じて、内々示しあわせておいて、なれあいで事を運ぶこと。「質疑応答で八百長をする」
 とある。


 改めて広辞苑を引いて、
「相撲や各種競技で」との説明には驚いた。

 各種競技でという言葉の前に、「相撲や」とあるのだ。

 相撲の八百長問題はそれだけ昔から言われていることなのだろう。



 
昨日の野球に引き続いてではあるが、ぼくは相撲ファンではない。

 最近はテレビ中継もめったに見ることもなく、名前のわからない関取のほうが多いくらいだ。

 だから、相撲に格別の思い入れがあるわけではない。


 
しかし、ぼくの子供のころの相撲は野球と並んで人気のあるスポーツだった。

 若乃花、栃錦、朝潮、大鵬、柏戸といった時代だ。

 お相撲さんは子どもたちのヒーローだった。

 娯楽が少なかった時代、相撲は国民的最大の人気スポーツだった。


 
その頃にも八百長の話がなかったわけではないが、人気がそんな話はかき消していた。



 
今は娯楽が多様化して、相撲の人気はそんな時代と比べるべくもない。

 そんな中での八百長騒動。

 相撲人気の低迷に拍車をかけることになるだろう。



 
それにしてももったいない話である。
 
 相撲は単なる興行とは一線を画しているスポーツなのだ。


 数あるスポーツの中で、プロとアマチュアの差が一番大きなスポーツが相撲なのだ。


 
サッカーでも、バレーボールでもアマチュアとの交流試合で、プロチームがアマチュアチームに苦戦、敗退するケースがある。

 野球でもプロのチームが社会人野球との試合で負けることはある。

 そして、プロ野球でもプロサッカーでも、入団して最初から活躍する新人は沢山いる。


 
相撲の世界では、そんなことは絶対にない。

 名だたる学生横綱やアマチュア横綱でも、幕の内の力士には太刀打ちできない。

 幕の内力士にぶつかっていっても相手をぐらつかせることさえできない。

 力を特別に認められた学生横綱出身者が、まれに幕下付け出しでデビューすることがあるが、順調に勝ち進んで幕のうちに上がっていける人はそう多くはない。


 大相撲の稽古の厳しさは
想像を絶するものがある。

 問題にもなった、しごきに近い稽古もある。

 そんな激しいしごきに耐えても、関取と言われる十両に上がれる力士は80人程度しかいない。

 そして、相撲の世界は、この十両になって初めて給料がもらえるのだ。

 だから、みんな関取を目指して苦しい稽古に耐えているわけだ。



 
大相撲は単なる興行とは違うという意味合いはここにもある。


 
大相撲を単なる興行にしてしまっては、関取になれないまま廃業していった若者たちに申し訳ないだろう。

 
大相撲の大改革を希望する。


 
書いているうちに、すっかり大相撲ファン的になってしまった今日は2月3日。

2011年2月 2日 (水)

祐ちゃんブームと沢村くん、そして大石くん、福井くん。

 祐ちゃんブームだ。

 ニュースもワイドショーでも、祐ちゃんだらけ。



 ぼくはプロ野球は詳しくはないが、今年の新人は大物揃いだと感じていた。た。



 
祐くんと早大トリオを編成していた、大石、福井。

 3人そろって1軍キャンプスタートである。

 イケメントリオでもある。

 大学野球からだから即戦力が期待できる。



 3人のなかでは、大石君が最初から活躍しそうな気がする。



 
祐くんも「なにかをもっている」から、それなりに活躍するだろう。




 
ぼくが一番期待しているのは、巨人の沢村。

 野球にくわしくないぼくは、巨人しか知らない巨人ファン。



 
だからというわけではないが、沢村は別格の思える。



 
祐ちゃんフィーバーのせいで、他の有力新人たちの動向はほとんど報道されない。

 祐ちゃんの影に隠れてちょっと寂しいかもしれないが、その分プレッシャーを感じず調整ができるだろう。



 それにしても祐ちゃんフィーバーはすごい。

 ブームに火がついたと思うと、マスコミが一斉にその火を煽り立てる。

 祐ちゃんブームで、これまでまったく野球に縁のなかったおばちゃんたちが球場に押しかけている。

 ゴルフの石川遼くんのときと同じ光景だ。


 
遼くんは人気に勝る実力を兼ね備えてきた。

 祐くんもこの異常な人気に押しつぶされないで、活躍することを祈っている。

 ただし、ぼくは、個人的には沢村くんを応援する。

 沢村!ガンバレ!

2011年2月 1日 (火)

小沢さんの強制起訴で動けない菅さんの不甲斐なさ

 小沢さんが強制起訴されたが、菅さんには動きがない。


 菅さんは年頭に、「小沢さんの政治とカネの問題に決着をつける」と言っていた。

 起訴されたら離党勧告をつきつけるという勢いであった。

 ポーカーのブラフをかけたようなもので、そう言っておいて小沢さんの自発的な離党を期待していたのだろう。



 しかし、当の小沢さんは、裁判によって自分の無実は明白になると言っている。

 議員辞職も離党も全く念頭にない。


 こうなるだろうことは最初からわかってたことだ。

 そんな分析もできない、「疎い」人たちの集団なのだと改めてびっくりしている。

 小沢さんがこうなることがわかってたからこそ、私は「言ったことは実行しろよ」と前もってブログに書いたのだ。



 小沢さんを強制的に離党させることや、ましてや議員辞職させることはできないだろうが、離党勧告を告げることはできるはずだ。


 起訴後の小沢さんの処遇についての質問に答えて菅さんは、「その件については岡田幹事長を中心に協議することになる」などとぬるいことを言っている。

 検察審査会で起訴議決がされた時点で、小沢さんが起訴されるのは確定していた事実だ。


 実際起訴になったときの処理についてなんの方策もたてていなかったのだろうか。




 私だけじゃなく、多くの国民は、年頭の菅さんの言葉を忘れていない。

 小沢さんの処理をどうするのかじっと見つめている。


 ここは自分の言葉に対する責任をとって離党勧告を告げずには納まる話ではない。



 それもできないような総理大臣に増税やTPPの問題をまかせるわけにはいかないだろう。 

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