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2011年2月14日 (月)

小沢さん、党員資格停止処分

 やっとのことで、小沢さんの処分がでた。

 民主党の役員会で、裁判で判決が確定するまでの間、党員資格を停止する案を、15日の常任幹事会に提案することが決まった。

 想像した通りの結果である。

 なんとおそまつな決定だろうか。

 私は、その処分の内容について批判しているのではない。

 決定までに4カ月以上の時間を浪費したことが、なんとも情け無い話だと思うのだ。

 起訴されたのは1月31日。

 昨年の10月5日に2回目の検察審議会で起訴すべき旨の議決がなされた。

 この時に、強制的に起訴されることは決定していた。

 菅さんがしてきたことは、小沢さんに自主的に離党することを希望してきただけだ。


 「離党を希望します」なんて言ったくらいで、小沢さんが自ら離党ことはあり得ないのは、素人の私でもわかる。


 国政のトップに立つ総理大臣が、そんな見極めもできないのか。

 菅さんにはリーダーシップが欠落している。


 起訴はされたものの、小沢さんは無罪になるだろう。

 「小沢さんは無罪だから一切その責任を問わない」と決断するならそれもいい。

 決断しないことが問題なのだ。


 もっと悪いのは、自分の言葉に責任をとらないことだ。

 「けじめをつける」自信がないのであれば、「政治とカネの問題にけじめをつける」などという言葉を発しなければいい。

 総理大臣とは決断を求められる人なのだ。

 最終決断を自ら下さなければならない。

 それはそれは孤独だろう。

 しかし、その孤独に耐えて決断を下さなければならないのが総理大臣なのだ。

 総理大臣の決断に国民全ての命がかかっている。

 間違った決断をしたら国民を路頭に迷わすかもしれない。


 
決断には、心臓をわしづかみにされて絞り上げられるような苦しみをともなうこともあるだろう。

 しかし、その苦しみに耐えて決断をしなければいけないのが総理大臣だ。

 自分が下した決断が間違っていたら、命を差し出してお詫びするくらいの気概を持ってもらいたい。


  
菅さんは、「命をかけて」と何度も言うが、そもそもも総理大臣とは命懸けの仕事なのだ。


 「命をかける」という言葉は、なんども何度もつぶやくものではない。
 

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