入試問題ネット漏洩に騒いでいるのを、本当の悪党が喜んでいる
ここ2・3日のトップニュースは、京都大学を始め、4つの大学の入試問題がインターネットに投稿されたという事件。
新たな進展のないニュージーランド地震より大きく取り上げられている。
今朝の朝日新聞では一面トップ。
テレビも新聞も入試漏洩に一番時間を割いている。
確かにに悪いことだが、私は、マスコミが大騒ぎするほどの大罪には思えない。
私の大学入試の時代、「裏口入学」がマスコミを賑わせていた。
当時、どうみても裏口でしか入れないであろう有名校へ入学した級友がいた。
最近は、裏口入学の話題がマスコミを大きく賑わすことが無いが、無くなってしまったものとは思えない。
裏口入学は、大金を使って裏ルートで大学に合格させるわけで、こちらのほうが今回の事件よりはるかに罪が大きいと、私は思う。
今回事件を起こした受験生は、どういう手段を使ってでも京都大学に入りたかったのだろう。
その止むに止まれぬ気持が、悪事に駆り立てたわけだ。
みんなが同じ気持で一所懸命勉強して受験に臨んでいるのに、こんな方法で合格しようというのは許せることではない。
しかし、同じ世代の子どもを持つ身として、この受験生の気持を思うと、切なるのを禁じ得ない。
この受験生は、こんなに大騒ぎになるとは思っていなかっただろう。
合格したい一心で、後先が見えなくなって、こんな行動に走ってしまったのだろう。
それなのに、朝から晩までマスコミが騒ぎ立てられ、極悪犯として報道され、逃げ場が無くなってしまうところまで追い詰められていたはずだ。
後悔の念にさいなまれ、彼の人生で最大の反省をしていたはずだ。
一時、所在不明になっているという報道を聞いたとき、最悪の事態を想像して、心が痛んだ。
幸い、最悪の事態にはいたらなかったが、この少年の先行きを心配してしまう。
悪事をはたらいた結果だと言えばその通りだが、菅総理を始めとする、今の日本の政治を弄ぶヤツらの方がもっと責められるべきだ。
マスコミも、こんな幼い者の起こした稚拙な犯罪に大騒ぎするのと同じ熱意をもって、政治屋どもを糾弾すべきだ。
真に罪を糾弾される立場の悪党どもが、ペロッと舌をだしてほくそ笑んでいるんだぞ。
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