石川遼君、マスターズで20位入賞。
私は度量の小さい人間だ。
それは、自分でもいやになるほどなのだ。
非常に嫉妬心が強い。
才能のある人間に憧れることは少なく、嫉妬してしまうことのほうが多い。
イチローにも嫉妬しているし、ビル・ゲイツにも嫉妬する。
木村拓也を妬ましく思うし、嵐も嫌いだ。
そんな私でも、グーの根も出ない、「まいった」と思う人が何人かはいる。
ビートルズ、長嶋茂雄さん、王貞治さん、桑田佳祐さん等々。
何人かの人たちの軍門に下っている。
しかし、その数は多くはない。
なんせ自分がいやになるくらい嫉妬深いのだ。
そんな私が、最近「まいった」と思う人の一人に石川遼君がいる。
「まいった」と思う人を「君づけ」でよんでは申し訳ないのだが、「さん」づけもなんだかわざとらしいような気がして「君」と言わせてもらっている。
ちなみに、関口宏さんなら、遼君を「さんづけ」でよんでも自然かもしれない。
その石川遼君が、あこがれのマスターズトーナメントで20位入賞した。
あの落ち着きはらっていて、ときに年上に見えてしまう石川遼君が、試合終了後のインタビューで、一瞬だが、19歳の少年の素顔を見せてくれた。
手放しで喜びの声を発していた。
今回のトーナメントで獲得した賞金と、1バーディ10万円の合計金額930万円が東日本大震災への初義援金となる。
遼君の究極の目標であるマスターズトーナメントでの賞金が初義援金になるというのも運命を感じさせる。
そして今回、またしても「まいった」と思わされたのは、マスターズ出場へ向けて2カ月前から渡米していた遼君が、の遠征期間中に英語を上達させたのはもとより、運転免許も取得したということだ。
なんと英語での学科試験にも合格しているというのだ。
それにはお父さんも「まさか合格するとは。やると決めたらなにがあってもやり通すのがあの子だ」と驚いていたという。
またしても私は、すっかり「まいって」しまった。
「まいった」は同時に、自己嫌悪に陥るのでもある。
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