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2011年4月13日 (水)

天野祐吉さん「CM天気図」、サントリーのCM「上を向いて歩こう」

 朝日新聞に、天野祐吉さんの「CM天気図」というコラムがある。

 コラムの題名の通り、広告(最近は主にテレビCM)を取り上げて、CMから社会を見つめたもコラムだ。

 淡々として柔らかい語り口だが、社会を見る目は鋭い。

 たった一つのCMで、こんなに深く事象を感じ取るものだと、つくづく感心しながら読ませてもらっている。

 天野さんは、片意地はらずに押しつけがましくなく自論が展開される。

 毎回、「そうですね」と相槌をうったり、「そうなんだ」「なるほどね」と感心しつつ読んでいる。



 しかし、今日のコラムの最後にあった、「『見上げてごらんよるの星を』をの歌を、さまざまなタレントがリレーで歌っていくサントリーのCMもいい」というのには賛同できない。

 東日本大震災に向けて作成されたCMで、私も最初の2、3度は「いいな」と思っていて見ていたのだが、だんだん押しつけがましく思えてきた。

 数種類のバージョンがあるのだが、それに登場するタレントたちの多くが深刻な表情をして歌っている。

 一度や二度だとそれもいいのだが、何十回も深刻な顔で歌う姿を見せつけられると、「もういいよ」と言いたい気分になる。


 被災者の人だって、四六時中泣いているわけではないだろう。

 上を向いて涙をこらえてばかりはいれない。

 それに、上を向いてばかりでは前には進めない。

 前に進むためには、前を向いていなければね。


  苦しいけど、前を見据えて歩き始めている人も沢山いる。

 そんな人を後押するようなCMがもっとあってもいい。



 私が好きなのは、トータス松本さんの「長い道のりになるかもしれないけど、みんなで頑張れば絶対乗り越えられる。そう思う。日本の力を信じている」というACのCM。

 これが一番心に響く。

 「長い道のりになるかもしれないけど」と言い切っているのがいい。

 直面している問題をまず率直に認める言葉が、これからの長い道のりをずっと応援するという気持の表れのように聞こえる。


 天野さんの「CM天気図」では、サントリーの「上を向いて歩こう」については、「このはなしはまた来週」となっていたが、天野さんの論評を楽しみにしている

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