「英国王のスピーチ」宮崎では昨日が封切り、東九州の交通網は置き去り
ということで、(昨日のブログを参照)今日は「英国王のスピーチ」を見に行く。
何度か書いているのだが、私の住む延岡市で映画を見るということは一仕事なのだ。
人口13万人の街なのだが、映画館は1館。
3スクリーンあるのだが、「英国王のスピーチ」でさえかからない。
で、見たい映画があるときは、遠路、宮崎市まで出かけなければならない。
車で2時間。電車だと、特急だと1時間、普通電車だと1時間半。
乗車券1600円。特急料金900円。
特急を使うと往復で5000円。待ち時間等を考慮すると、所要時間3時間を要する。
しかも、電車は1時間に2本。
それも、なぜか普通電車の本数の方が少ない。
だから、県民は車が必需品なのだ。
移動に電車を利用する機会が少なくなり、利用客の少なくなったJR九州は、さらに電車の便を減らすという悪循環に陥っているのだ。
宮崎県、大分県は九州の東海岸の街。こちらを通るのが日豊本線。
長崎県、熊本県は、(おっと礼佐賀県も)九州の西海岸の街。こちらを通るのが鹿児島本線。
鹿児島本線は、先月はなばなしく九州新幹線が開通した。
九州の玄関口の街である博多駅(福岡県)から鹿児島中央駅まで1時間15分で行き来できるようになった。
当地、宮崎県を通る日豊本線はいまだ単線なのだ。
都会に住む人は単線といってもわからないかもしれないが、上り電車と下り電車が一本の線路を共用しているのものなのだ。
だから、途中ですれ違いのため、どちらかが待機することになる。
そんな日豊線を利用すると、鹿児島から博多まで7時間半もかかってしまう。
距離的には明らかに近い(鹿児島・博多間に比べて)当地延岡から博多までなんと4時間半もかかってしまう。
映画の話から、話がそれっぱなしになってしまっているが、大分県南部から宮崎県は陸の孤島と化している。
高速道路も、ぷっつりとぎれている。
ということで、映画を見るのに丸一日を費やしなければならないのだ。
グチを言いつつ、今から出発。
普通は車なのだが、帰りが疲れるので、今日は電車で行く。
そして、普通は特急を使うのだが、今日は普通電車を使うことにする。
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