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2011年5月 9日 (月)

「ミリオンダラーベイビー」

 「ミリオンダラーベイビー」を見た。

 手帳の備忘欄に「ミリオンダラーベイビー」クリントイーストウッドと数カ月前から書いてあった。

 ずっと気になっていたのだが、つい借りることなく時間が過ぎていた。

 いつか買おうと思っている物、いつか読もうと思っている本、いつか行こうと思っている温泉や観光地を、手帳に書きとめている。

 クリントイーストウッドは好きだから、いい映画だいという評判を聞いて書きとめていたのだろうと思いつつ、ずっと借りていなかった。

 昨日、ツタヤに本を買いに行って、「DVD旧作100円」というポスターにつられて借りてきた。

 手帳にはどういう映画なのかということは書いていなかったので、内容もわからずに見ることになった。

 出だしは、話の展開が重くてなかなか映画に入っていけなかった。

 親からの愛情も受けたことのない女性が、屈折した孤独なボクシングトレーナーのジムに押しかけ入門する。

 ボクサーとしては少々年齢をくいすぎていたが、もっていた素質と人並み以上の練習で、すぐにめざましい活躍を始める。

 出だしは重苦しい話の展開だったが、主人公の女性がボクサーとしてデビューしてからは、「ロッキー」そのものの、わくわくする話の展開だった。

 いっきに世界チャンピオンのタイトル戦まで上り詰めるという、「ロッキー」の女性版といった話の展開。

 タイトルをとってハッピーエンドかと思っていたら、話が急展開。

 チャンピオン側の反則攻撃で、頭を強打し全身不随になる。

 そこから話は尊厳死の問題へと変わる。

 夢だったタイトルマッチまで上り詰めて、自分の人生に悔いはないから殺してくれと頼む。

 自分が華やかだったイメージが記憶に残っているうちに死にたいというわけだ。

 結局、クリントイーストウッドはそれを引き受ける。

 女性はまだ若く、意識もしっかりしている。

 苦痛を与えない治療をしている。

 この映画を見終わって、私が手帳にこの映画の題名を書きとめていた意味がわかった。

 私は、何度か尊厳死について書いているが、尊厳死にもいろんな局面がある。

 「ミリオンダラーベイビー」にある尊厳死が是か非か、私には「是」と結論づけることができなかった。

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