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2011年6月24日 (金)

暑さも、すこしは我慢が必要。身体を甘やかすと、順応機能が退化する。

 昨晩のニュースでは、さすがに猛暑報道に割く時間は少なかった。

 しかし、今日の宮崎地方は朝から暑い。

 私の事務所内の温度計はすでに29度を突破している。

 出社して机の回りを片づけているだけで汗が吹き出してきた。

 思わずエアコンのリモコンに手をかけたが、スイッチを入れるのは辞めておいた。

 あと、30分もしたら外出しなければいけないから、その間だけにエアコンをつけるのももったいないと思ったからだ。



 
昨日のブログに書いたのだが、一昨日の猛暑報道は凄まじかった。

 暑い空気をかき混ぜて、ことさらに暑さを倍加させるような報道の中で、節電が叫ばれているからといってエアコンを我慢してはいけない。

 特に老人や子どもは熱中症の恐れがあるから、迷うことなくエアコンを使用した方がいいという話を複数の局で報じていた。

 その報道に影響されて、昨日は事務所ではエアコンを終日つけていた。

 今朝も、やはりテレビ報道の影響でエアコンに手が伸びたというわけだ。

 これがテレビのもつ影響力だ。


 体調不調の人や体力の弱っているヒトに対して熱中症の注意喚起ということで、暑いときはためらわずにエアコンをつけたほうがいいと報じることは悪いことではない。

 しかし、当地では、数日前までは肌寒く、いつまでも夏が来そうにないなと思っていた。

 そこに突然の夏日が来たというだけのこと。

 ちょっと暑くなったらすぐにエアコンに頼るというのでは、本来人間の持っている順応能力をますます退化させることになる。

 私たちが子供の頃、熱中症で死亡したという話は聞いたことが無い。

 エアコンのある家庭なんて全然なかったし、扇風機が家庭に一台あればいい方だった。

 子供の頃、暑くて寝つけない夜は母親が枕元でウチワであおいでいてくれた。

 そんな環境の中で暮らしていて、夏の暑さに順応し、冬の寒さにも順応してきた。

 毎度のことで恐縮なのだが、メディアは極論ばかり言って大騒ぎさせるのではなく、正確な情報を交えた報道につとめてもらえないものだろうか。

 今のところ、少なくとも私は、暑さに身体を慣れさせるという提案をしている番組を見たことが無い。 

 

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