猛暑報道と、原発戦略
案の定、昨晩のニュースは、どの局も夏日だったこと。
気温のことなんて、天気予報でさらっと言えばいいと思うのだけど、なぜか各局ともトップニュースにとりあげて、今日がいかに暑かったかという証拠の映像を競って流しあう。
確かに暑くて、私も事務所でエアコンをつけようかとも思ったのだが、6月からエアコンに頼っていたのでは、真夏が思いやられる。
今年は、いままで暑い日がなかったから身体が暑さになれていないんだと思って、エアコンはつけなっかった。
暑かったが、耐えられないというほどには感じなかった。
しかし、夜のニュースで今日がいかに暑かったかという事象をいくつも見せられ、日中の最高気温が30度を突破していたと聞くと、一気に暑さが増してきた。
昼の暑さは気にならなかったのに、急に蒸し暑く感じて、思わず扇風機をまわしてしまった。
病は気から、という言葉もある通り、気持の持ちようは身体に大きな影響を与えるものだ。
人心を騒がせることで視聴率を取ろうとしているテレビ局としては、一向に進展しない政治のことより、久々の真夏日の方が視聴者の興味を引けると思ったのだろうか。
それにしても、どの局もトップニュースで大きく取り上げるというのが、私にはわからない。
暑い、寒いなんて、言われなくてもみんなわかっていること。
それをことさらに、「お前たちが思っているより暑いんだぞーーーー」とでも言わんがごとくに暑いシーンを切り取って見せつける。
見るのも不愉快でチャンネルを変えても、そちらでも「猛暑」のニュース。
ひょっとすると、見えない大きな力が動いていて、猛暑のニュースで国民に暑さを増幅して感じさせ、節電への拒否反応を喚起し、電力不足の不安を引き起こさせ、原発再開、原発容認へ流れをつくる手助けをしているのではないかと思ってしまう。
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