復興の狼煙(のろし)
「復興の狼煙(のろし)」ポスタープロジェクトという活動をしいてる人たちがいらっしゃる。
その活動が、今日の「朝ズバッ」で紹介されていた。
被災を受けた釜石市の市民の写真を撮って、そこに短いコピーが一行添えられているものだった。
被写体になっている被災者の方々は、全員カメラ目線で前を見つめている。
その目は、みんな力強い。
そして、美しい。
「心まで壊されてたまるか。」「あきらめるな、と帆立てが言う」「埃も泥も、思い出にする」「前よりいい町にしてやる」「此処でなきゃだめなんだ」
そんなコピーが添えられた写真に写る人に人間の力強さを感じさせられる。
「チョー悲しくなんかない」という写真には、悲しんでばかりはいないよと、ほっとさせてくれる。
「野球がしたいです、神様」には、涙が出た。
元ジャイアンツの槇原寛己(投手)が「朝ズバッ」に出演していたのだが、「野球がしたいです、神様」の写真に、こらえる涙が溢れだしてしまっていた。
私も、他の出演者も、槇原さんの涙につられて、涙を止められなかった。
正面を見据えた被災者の写真と、短いコピー。
たった一行だけのコピーだが、がつんと心にしみてくる。
それに比べて、政治屋の方々の言葉のなんと空虚なことか。
このポスターを制作したのは、盛岡市の広告会社の男性と、同僚、そして友人の都内のカメラマン。
3月22日から釜石市で撮影し、感じたままの言葉をつけたそうだ。
釜石の人たちを見た人が、「自分も一生懸命やろう」と思ってくれることが、復興につながると思っているという。
この13枚のポスターが、今、大きな反響を読んでいる。
ポスターは、東京の知り合いの居酒屋さんにも貼らせていただいたが、そこでも大きな反響をえたという。
今は、第二弾の15枚のポスターもでき、13枚セットが3,675円、15枚セットが3,990円(いづれも送料別)で発売され、収益は義援金にしている。
現在、「復興の狼煙」ポスタープロジェクトのサイトがつくられている。
そこに、プロジェクトのきっかけや、全部の写真も掲載されているので、興味のある方は訪問してみるといい。
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