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2011年7月 4日 (月)

松本龍震災復興大臣が宮城県知事を叱責したニュースは、菅内閣の政権担当能力欠如のあらわれ。

今朝のワイドショーの、松本龍 震災復興内閣府特命担当大臣の信じられない暴言をはく姿に、らわたが煮えくりかえる思いがすると同時に恐怖を覚えた。

松本龍震災復興大臣が宮城県知事を訪れたときに、知事が数分遅れて来たことに激怒しての発言だった。

防災大臣を兼任している松本大臣が、霞が関にいて、震災復旧にどれほどの尽力をしているのかはまったく見えていない。

しかし、知事は震災直後から被災地のど真ん中で、目の前の被災者の復興に一秒たりとも気を休める間もなく働きづめであろうことは想像できる。

そんな時間に追われている知事が、自分を出迎えていないということで激怒する姿は異様としか言いようのないものだった。

ワイドしーょに流れた、ニュースのの一部始終は次のようなものだった。

アナウンサー「松本龍復興大臣が就任後始めて、今日宮城県庁を訪れましたが、村井知事が出迎えなかったことに腹をたて、知事を叱責しました。」

アナウンサー「宮城県庁を訪れた松本龍復興担当大臣。村井知事が出迎えなかったことで、顔色が変わります。」

松本大臣「(村井知事が)先にいるのが筋だよなあ」

アナウンサー「数分後、笑顔で現れた村井知事が握手を求めようとしますが、これを拒否。応接室に緊張が走ります」

アナウンサー「そして要望書を受け取ると、松本大臣が語気を強めて自分の考えを伝えます。」

このアナウンスの間、画面には最敬礼をして要望書を提出する村井知事と、それをぞんざいに受け取る松本大臣の姿が映っていた)

その後、松本龍大臣の発言が映像とともに報道されたいた。

松本大臣「(水産特区は)県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々は何もしないぞ、ちゃんとやれ」

松本大臣「今、後から自分(村井知事)は入って来たけど、お客さんが入ってくるときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか、長幼の序が分かっている自衛隊ならそんなことやるぞ。わかった?」

村井知事「はい」(村井知事の顔はがちがちにこわばっていた)

松本大臣「しっかり、やれよ。」

松本大臣「今の、最後の言葉は、オフレコです。いいですか、みなさん。いいですか。はい。書いたら、もう、その社は、終わりだから。」

これがニュースに流れた一部始終。

このニュースは、ユーチューブで「松本龍」と検索すると、数個の画像が見れる。

「復興担当」大臣という立場をどう捕らえているのだろう。

被災地を救うための最高責任者が、被災地で秒単位で奔走する知事が、ほんの数分遅れたことでこれだけ激怒するというのは、職務のなんかるかをわかっていないのではないか。

こんな人間が復興の権限を握っているということに、憤りを感じるとともに恐ろしいものを感じる。

被災者を救うための最高責任者が、「自分を大事にしないと助けてやらないぞ」と思っているのでは被災者は救われない。

さらに最悪なのは、「オフレコ」発言。

「これを書いた社は終りだから」とは、なんたる発言。

言論弾圧だ。

朝のワイドショーでは、まだマスコミの足並みがそろっていないのか、取り上げ方が小さいようだったが、これは罷免が当然の発言だろう。

これを罷免しなかったら、菅さんには、総理大臣の資格がないことの決定的な証明になるだろう。

龍復興大臣だけのことではなく、菅総理始め国会議員の多くが同様な人間なのだ。

そして、それは、それを選んできた私たちの大きな過ちなのだということを再認識しなければならない。

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