松田直樹選手のこと。心筋梗塞、サッカー人生。
JFL(日本フットボールリーグ)の松本山雅FCの松田直樹選手が、急逝心筋梗塞で倒れた。
サッカーに疎い私は松本選手を知らなかったのだが、外国のメディアでもこのニュースが報道されたようで、サッカー界では相当な大物選手だったようだ。
松田選手が社会に影響力をもっていたお陰で、夏場の急逝心筋梗塞が多いということの警告と、AED(自動体外式除細動機)の取り扱い方法についての解説を各局ともに報道していた。
AEDは、公共的な場所を始めとして、ここかしこで見かけるようになったが、今回の報道でその取り扱い方法について認識を新たにさせられた。
それと、今回の松田選手の報道を見ていて感心させられたことがある。
サッカーに詳しくない私は知らなかったのだが、松田選手は超一流選手であったとともにサッカーに命をかけていた選手だったようだ。
横浜Fマリノスに長年在籍し、マリノスで現役を終えたいと言明していた。
それなのに昨年マリノスから戦力外の通告を受け、その処遇について不満を持ったファンがクラブハウスにつめかけるという騒動まで起きている。
そんな松本選手がJリーグの3部とも言えるJFLの松本山雅FCに入団したいきさつが報じられていた。
マリノスから戦力外の通告を受けて身の処遇を考えていた松本選手には、カタールから1億円のオファーがきていたというのだ。
一方の松本山雅はJFL。
松田選手はJリーグのJ1の中でも一流の選手。
それがJリーグの2部のJ2でもない、3部ともいえるJFLに行くようになった理由をきいて感動した。
1億円をとるか、国内でサッカーを続けるかで迷っていた松田選手だったが、オファーのあっていた松本山雅の話を聞きに松本まで出かけて言ったとき、空港に松本山雅の社長、副支社長、ゼネラルマネージャーのトップ3に出迎えられた。
「こんなに自分を必要としてくれている」という、その気持だけであっさり1億円を捨てて山雅への入団を決めたということだった。
年齢的に選手人生の時間は長くはない。
自分だったら絶対に1億円をとって、残りの人生に備えただろうなと思った、なさけないおじさんが感動した、今日は8月4日木曜日。
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