島田紳助さんをかばうわけではないが
案の定、ニュースもワイドショーも島田紳助さん引退がトップニュースだ。
おかげで、民主党の醜い権力闘争がかげに隠れてしまっている。
これも案の定、島田紳助さんは悪人にしたてあげられつつある。
各社とも、まだおっかなびっくりだが、流れは島田紳助さんを悪者にして叩きまくりそうな気配を感じる。
テレビ界に、いったん睨まれたら抗いようがない。
今日の報道で気になったのは、昨日紳助さんが自らの口で、暴力団の幹部に手紙を出したり、いっしょにとった写真があるだのいうデマがとんでいるが、それは絶対にないと断言していたことを否定する報道。
競売妨害の嫌疑で暴力団の幹部の自宅の捜査をしたときに、紳助さんの自筆の手紙があったし、いっしょに写っている写真もあったというのだ。
しかし、手紙も写真も捜査内容とは関係ないので証拠品としての保管はしていないという。
さらに、これらの証言は当時の捜査関係者からの証言だというだけで、情報源の信憑性にはふれていない。
警察の正式発表ではないし、たんなる噂話でしかないとも言える。
もっとも、警察当局の発表であったとしても、それを全面的に信頼できないというのは数々の事件で経験していること。
そんな曖昧な情報なのに、テレビでは「手紙や写真があったことが『判明した』」と断定した報道をする。
何度も言うが、私は「松本サリン」事件をずっと心に焼き付けている。
あの時私も、被害者の河野さんを犯人だと断定していた。
その反省を、私は決して忘れない。
マスコミは、冤罪報道を反省しても、またすぐに同じ過ちを続ける。
大衆の下世話な好奇心をくすぐるのがマスコミの飯の種だから、面白おかしく、話を拡大したいのはいたしかたがないことなのだろうが、せめて未確認の情報を報じるときは、「・・・・・ということです」という伝聞形での表現をするべきではないだろうか、と、紳助さんをかばうわけではないが、中学生の正義感がわき出てきた今日は、8月25日。
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