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2011年9月19日 (月)

「脱原発」集会に6万人

 大江健三郎などを呼びかけ人とする、原発の廃炉を訴える集会が今日開かれた。

 主催者側発表で6万人。(夕方のニュースで警備側の発表では2万5千人。いつものことだが、この差はなんだろう。双方の恣意的なものを感じる数字だ)

 とにかく、数万人の人が「原発反対」のデモ行進をしていた。

 大江さんは集会で「私たちにできることは、民主主義の集会、市民のデモしかない」と呼びかけていた。

 現実問題として、すべての原子炉をいっせいに休止することは無理だろう。

 しかし、政府や原発関係者のようなのんびりした計画ではいけない。

 福島原発事故の解決のメドはまったくついていないと言ってもよい。

 正常な状態での原子炉を廃炉するのにでさえ20年の月日がかかる。 

 爆発を起こし、メルトダウン、メルトスルーという重大事故を起こしてしまった福島の原子炉の廃炉にどれだけの時間を要するかは、だれも予想ができていないというのが真実ではないのだろうか。

 原発は人智の及ばない危険極まりない代物だったとわかった。

 また、福島原発事故にかかる費用は20兆円になるとも言われている。

 いったん事故が起こってしまうと、原子力発電は「安い」というのもウソだとばれてしまった。

原子力発電は、「安全」だというウソと「安い電力」というウソが明らかになった今、「脱原発」は変えることのできない流れだろう。

 大江さんの言う「私たちにできることは、民主主義の集会、市民のデモしかない」の流れを大きくしたい。

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