松下政経塾出身者の欠点と、政治家の不穏当発言。
鉢呂吉雄産経相が辞任した。
「死の町」発言より「放射能をつけてやろうか」発言の方が問題視されていたのは当然のことだろう。
ごたごたせずに辞任したことは不幸中の幸い。
それにしても、国民の期待を担って船出したばかりの野田新政権だが、鉢呂さんだけではなく、ぽろぽろと問題発言が漏れでている。
平野博文国対委員長は「今の内閣は不完全で」という思慮の足りない発言。
政調会長である前原氏は、ワシントンでの講演で、武器輸出3原則の見直しや、自衛隊派遣時の武器使用緩和の必要性を主張してた。
政調会長という役職は、野田新政権の人事で権限を増している。
前原さんは総理大臣や外務大臣でないが、その発言は政権運営に影響を及ぼしてくる。
そもそも前原さんの過激な発言は、自分が目立ちたいがためではないかと信じている。
国交相に就任するや、すぐに八ツ場ダム建設の現場を訪問し、工事中止を明言した。
自分の発する言葉が、どんな影響を与えるのかはまったく関知しないという姿勢だ。
あるワイドショーで、「松下政経塾出身者は、みんなシュートを打ちたがってパスをする者がいない。籠に乗りたがるやつばかりで、籠を担ぐやつがいない」と揶揄されていた。
言い得て妙!その通り!と思わず手を叩いた。
前原さんはその典型とも思えるが、今の政治家全体がその傾向にあるようにも思えて、政治にがっかり続きの今日は9月11日。
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