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2012年2月13日 (月)

最愛の、パワータンク スマート

 先日、フリクションボールペンの良さを知って、そのことについて書いたのだが、私が常用しているのは、三菱鉛筆の「パワータンク スマート」

Index_ph01_2 

 この「パワータンク スマート」については前にも書いたのだが、最近このボールペンにまつわる、ちょっとした事件があったのだ。

 私は、筆圧が強く、ボールペンで文字を書くときに、ガリガリとでも言うか、微妙に紙にひっかかりを感じてしまうことが多い。

 そんな中で、自分にとって書き味の心地よいのは、ボール径1㎜のボールペンだ。

 ボールが大きいと、ガリガリ感がなくて気持ちいい。

 ちなみに、現在、ボールペン界でフリクションボールペンと並ぶ人気商品に、やはり三菱鉛筆の「ジェットストリーム」というボールペンがある。

 低粘度のインクを使用していて、書き味の滑らかさが売りである。

 確かにその書き味は、従来のボールペンを明らかに凌駕している。

 その書き味の違いは、台所で使っている切れ味の鈍くなった包丁と、研ぎあげた日本刀の切れ味の差くらいある。

 「ジェットストリーム」の大ヒットを追いかけて、パイロットが「アクロボール」、ぺんてるは「ビクーニャ」という低粘度インクのボールペンを発売している。

 「アクロボール」は、私の好きな相武沙季さんのCMでご存じだろう。

 いずれも書き味は滑らかなのだが、「ジェットストリーム」の一人勝ち状況のようだ。

 ついつい話がそれてしまったが、そんな滑らかボールペンと比べても、私にとって一番の書き味をもつのが「パワータンク」だ。

 ただし、ボール径1㎜の太字でなければいけない。

 このボールの滑りが私にとっては、すこぶる快適なのだ。

 「ジェットストリーム」の書き味も悪くはないのだが、インクの粘度が低すぎて、書いていて手応えのないサラサラなのだ。

 「パワータンク」の書き味は、手応えを実感しながらのサラサラなのだ。

 それと、ボールペンの欠点として、書き出しの0,数㎜、インクの出て来ない瞬間がある。

 ボールペンは、ペン先に埋め込んでいるボールペンの回転と大気圧でインクを送り出す。

 それで、書き出しにインクが出て来ない一瞬がある。

 ボールペンで文字を書く場合、ちょちょっと紙に試し書きをして書き出す癖のある人は少なくないだろう。

 ボールペンのインクの改良は著しく、最近のボールペンではすぐに書き出せないものは無くなってきたが、それでも書き出しの0.数㎜はインクがかすれることがある。

 これはインクを大気圧で押し出しているため、構造上やむを得ぬ欠点なのだ。

 私が「パワータンク」を愛用する理由に、「パワータンク」はその欠点もカバーしているということがある。

 「パワータンク」の「パワー」たるゆえんは、パワータンクではインクレフィール内の圧縮空気でインクを押し出す仕組みになっているのだ。

  その気圧は、なんと3000ヘクトパスカル。

  だから、上向きにしても書けるし、濡れた紙の上でも、水中でも、零下20度の環境でも筆記できるというのが、「パワータンク」の売り。

Index_ph01_4

  実際には上向きに書いたり、濡れた紙に書くという局面は余りない。

  しかし、零下20度でも文字が書けるというインクの出来はすばらしく良い。

  いつ、どんな状況でも、書き出しからしごくスムーズなのだ。

  欠点はインクの減りが早い。

  私の常用のインクはボール径1㎜の青色。

  年をとってきて目が悪くなって気がついたのだが、ノートや手帳に記録する文字は黒に比べて青色の方がはるかに見やすい。

  それで、常用インクは青色でなければ困るのだが、行きつけの文房具店では在庫を切らすことがある。

  先日、手持ちのインクレフィルのストックがあと1本になったので、文房具屋店に行った際に買おうと思ったが、在庫が一本もない。

  それで、インターネットで取ろうと思って三菱鉛筆のサイトを開いてみたら、なんと1㎜の青のレフィルが無い。

  これは困ったことになると思い、ネットで検索してみたら、通販では手に入るお店がある。

  もしメーカーが廃版にする予定があるのなら、100本くらいまとめ買いをしておかなくてはならない。

   それで念のために、三菱鉛筆のお客様相談室に電話して確認してみたら、廃版にはなっていないとのこと。

   長々と、くだらない話になったが、文頭で起こった事件というのが、このレフィル欠品疑惑事件なのだ。

   結局は、なにごともなくレフィルを10本購入して、平穏な生活に戻ったという、つまらない話でした。

 

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コメント

はじめまして。私もパワータンクのスタンダードを使っています。0.7と同じく1.0です。加圧式は各社から出てますが、パワータンクはリフィル内に圧がかけてあり構造的にシンプルで丈夫なところが良いかなと。他社のノック加圧式は壊れたり、圧が一定でなかったりするのでパワタンが好き

コメントありがとうございます。

わかる人はわかっているんですよね。

アクアボールじゃなくてアクロボールですよ~
自分はパワータンクとアクロが好きですが、最近パワータンクのレギュラーリフィルに直接革を巻く技を覚え、無印の軸にアクロを入れ革巻きにしたのと適材適所してます。
両方ともヤフオク出品してますのでよろしければどうぞ。
「事務、店舗用品」の所クリックするとすぐ見つかります。

行きずりの者さん、ご助言ありがとうございました。
訂正しておきました。

ヤフオクも見に行きます。

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