宮崎西高等学校 甲子園は目標にしていなかった 選抜組み合わせ抽選
今日、21日から始まる春の選抜高校野球の組み合わせ抽選会が行なわれ、出場校の対戦相手が決まった。
今年は、我が宮崎県から宮崎西高校が出場する。
以前書いたことと重複するが、宮崎西高は宮崎県内屈指の進学校で、毎年卒業生の半数以上の約250人が国公立大学に進学する。
県立高校で、野球部も特別扱いではない。
テストで1科目でも赤点があれば練習に参加できない。
練習時間も、1日7時限の授業の後の午後5時から約1時間半。
バックネットに向かっての打撃練習、内野練習は空いたスペースでノックを受けるというもの。
監督自らが、「出場は奇跡。講師演出上は目標にしていなかった」と言っているくらいだ。
そんな宮崎西高が選抜に出場できたのは、野村監督のID野球を彷彿とさせる部員それぞれの観察力と洞察力のようだ。
打者の振りやカウントを考えて、1球ごとに内野も外野も守備位置を調整している。
練習の足りない分を、明晰な頭脳でカバーしているのかもしれない。
今日の組み合わせの抽選で、第4日目の第3試合、対戦相手校は愛知工大名電に決まった。 今日(3月23日現在の予定では、25日(日)の第3試合になってます。雨のせいで今日の試合が全部中止になって順延になったためです。 「宮崎西高校 甲子園」というキーワードでのアクセスが結構来ているので、そんな人にお役に立てれればという老婆心からの追加です)
愛知工大名電といえば、選抜では優勝経験もある強豪校。
対戦相手を聞いて、くじ運の悪さを思ったが、相手にとって不足はない。
甲子園出場の常連校は、全国から優秀な生徒をかき集めて、半ばプロ化している。
そんな強豪校に混じって、公立の進学校である宮崎西校の出場は新鮮さを与えてくれることだろう。
技術、体力ではかなわないけど、知力で一泡ふかせてくれることを期待している。
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