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2012年3月17日 (土)

野坂昭如さん健在だった

 今日の朝日新聞をめくっていたら、あれっと思う顔写真が掲載されていた。

 ほんとうに久し振りに見る、野坂昭如さんだった。

 写真の顔は、すっかり毒ッ気はなくなっているが、その目には力があった。

 失礼な話だが、亡くなっているのかとも思っていた。

 私の学生時代に野坂昭如さんは五木寛之さんとともに、流行作家として芸能人顔負けの人気だった。

 作家のみにとどまらず、放送作家、作詞家、タレント、歌手、そして政治家としても活躍した。

 私は、余り小説を読む学生ではなかったが、流行に流されて野坂さんの小説をいつかは読んだ。

 饒舌で、文節のやたら長い七五調の非常に癖のある文体で、慣れないと読みづらい文章だった。

 テレビ露出も多かったが、その喋りは饒舌ではあるが滑舌が悪く聞き取りにくかった。

 そのお喋りをそのまま文章にしたような文体だった。

 私は、人間の弱音を恥じることなく吐露する野坂さんに共感するものを感じていた。

 一方の雄の五木寛之さんは、男前(古い! 今風に言えばイケメン)で、その言動もすべて二枚目。

 それに対する嫉妬心もあって、わたしは断然野坂ファンになっていった。

 その野坂さんが脳梗塞で倒れられて、もう10年以上になるのではないだろうか。

 すっかりテレビでお見かけしなくなって、私の前からはまったく消えてしまっていた。

 そんな、野坂さんの久々の寄稿文を読んで、その文章の明快さに野坂さんの健在ぶりを確認させられた。

 小説と違って、文節は短くテンポのいい文章である。

 脳梗塞のリハビリをされているらしいが、身体にはまだ後遺症があるのかもしれないが、脳の後遺症はまったくない。

 気になって、最近の動向をネットで検索してみたら、雑誌や新聞に連載を執筆しているようだ。

 かつての野坂さんの反戦論には、まったく同感だったが、今日の寄稿で論じておられた原発に関しての意見もまた私と意を同じにするものであった。

 野坂さん健在を知り、うれしい朝であった。

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