猫ひろしさんの五輪出場はどうなる?
猫ひろしさんのオリンピック出場に黄色信号がともった。
猫さんの参加資格を疑問視した国産陸上競技連名が、カンボジア陸連に説明を求めているというのだ。
国籍変更に関連し、国籍取得後1年が経過していない場合は、連続した1年の居住実績があるか、国際陸連理事会による特別承認を得ないと出場資格が与えられない。
猫ひろしさんのオリンピック出場について、マスコミはこぞって声援を送っていた。
新聞、マスコミのネタとしては面白いし誰に害を与えるわけではなく、微笑ましい話として取り上げられていた。
しかし、私だけではなく、この話に違和感を感じる人は多かっただろう。
今週の週刊文春、週刊新潮の両誌で猫さんのオリンピック出場にまつわる裏話を報じていた。
その記事は、私が感じていた違和感を売らずけるような内容だった。
一人当たりの国民所得が数万円という極貧国に乗り込んで、金で国籍を取得し、金で出場権をつかんだ。
帰化にかかわる役人や、オリンピック出場選定委員、さらにはもともとの出場候補選手にもお金が渡ったというのだ。
真偽のほどはなんとも言えないが、今回の猫さんのオリンピック出場がまかり通れば、今後のオリンピック出場の規範が混乱するのではないだろうか。
猫さんのオリンピックにかける情熱がどれほどのものか、私には計り知ると頃ではない。
しかし、猫さん以上にオリンピック出場を目指して血の汗をながしてきたカンボジアの候補選手はどうなるのだろう。
それは、カンボジア選手のみならず、青春をオリンピック出場にかけて長年の苦しい練習を重ねてさえ出場がかなわない日本人選手に対しても礼を失するよのではないだろうか。
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