家主経営セミナー
アパート、貸家経営のセミナーに来ている。
不動産会社とは無縁なところから、アパートを取得してアパートを経営している人たちが沢山いて、その方々の話には衝撃的な感動を覚える。
なんと、自分の貸家・アパートを大切に取り扱っていることか。
どうやってお客様に気に入ってもらうか、それはそれは、信じられないほど細やかな心遣いをされている。
よだきんぼ(宮崎弁でなまけもの)不動産屋の私は、反省することばかりだ。
私だけでなく、不動産会社の多くは、セミナー講師をされている家主さんに見習わなくてはならないだろう。
1社で数百軒、数千軒のアパートを管理していると、つい、その一つ一つがその他大勢の中の一つになってしまいがちです。
サラリーマンをやりながらの家主さんや、主婦業をしながらの家主さんは、多くの賃貸物件の中の自分の物件に最大の心遣いをしている。
会社の帰りにアパートの玄関や廊下の掃除にいく家主さん。
足しげくアパートに行って、入居者に声をかける家主さん。
退去した部屋のリフォームを自分でする家主さん。
玄関や共用部分に花を活ける家主さん。
水道の締まりが悪いと、すぐに駆けつけて自分で直す家主さん。
排水管の詰まりも、すぐに自分が行って、自分で直せたら無料で直してあげる。
そして、「堅いものを流さないでね」とか「油は直接流しに流さないでくださいね」と入居者にお願いするから、入居者も素直に従う。
私たち不動産業者は、(よだきんぼ<宮崎弁でなまけもの>の私だけかもしれないが)、水道の水漏れや排水管の詰まりを自分で見に行くことも無く、水道屋さんに連絡してすませることも少なくない。
「ここまでやるか」と思えるほどの気遣いをしている家主さんだから、カリスマ家主として成功し、こうしてセミナーの講師をしているのだろう。
納得のセミナーだった。
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