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2012年4月10日 (火)

今日の無料相談 敷金は返るか?

 今日、年配の男の人が来店された。

 「いらっしゃいませ」と迎えると、「ちょっとお伺いします。30年住んでいる1戸建の家があるんだけど・・・」ときた。

 家が古くなったので住み替えるための家を探しているのか、古くなった家を売るための相談か、はたまたリフォームか建替えの相談か、一瞬いろいろ想像しながら続く言葉を待った。

 「それで、そこを出ることになったのだけど敷金は戻るだろうか?」とのお尋ねだった。

 正直言うと、少々というより大いにがっかりした。

 突然そんな相談を受けても答えようがない。

 本音を言えば、答えたくない相談なのだ。

 毎度のことであるが、借家人は敷金を全部返してもらいたいわけで、家主はできたら1円も戻したくない。

 自分にとって不満な方向で話が進んでいるから相談に来ているのだ。

 そして、少しでも有利な解決方法を教えてもらいたいということなのだ。

 しかも、当然のことながら無料。

 それでいて、自分にとって不満な回答をしようものなら、「どうしてそうなるんだ!」と私に火の粉がかかってくる。

 といって、頼って来られたら答えないわけにもいかない。

 それで、「基本的には契約書にもとづいて精算することになりますけど、契約書ではどうなっているんですか?」

 すると予想通り「契約書は無い」とのこと。

 「契約書を見ないとなんとも言えないですね」と言葉を濁しておくが、「戻してもらわないと次の行き先に引っ越す金がない」とか、いろいろと自分なりの理論主張される。

 私に同意を求めたいのだろうが、敷金は戻してもらえると答えて家主が戻さないと私のせいのように言われてもかなわない。

 30年も住んでいたのだから、敷金は戻してもらわなくてもいいんじゃないかとも思うのだけど、そんなことを言ったら怒りの矛先は私に向かってくる。

 実際、あれこれ話す中で「私なら30年も住んでいたら敷金はあきらめますけどね」とつぶやいたら、「何で敷金はもどらんのか!」と息巻かれそうになった。

 これが割の合わない無料相談の典型だ。

 無料で自分が得するための知恵を貸せということなのだ。

 「残念ですが、私ではお力になれません。弁護士さんにでも相談に行ったらどうですか?ただし弁護士さんは着手金として20万円から30万円はいると思いますよ」

 こんな少額の話を受けてくれる弁護士はいないだろうし、そんなお金を払ったら敷金より高くつく。

 そんなことでなんとかお引き取りを願った。

 

 

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