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2012年5月26日 (土)

河本準一を責めることができるのか?

 お笑いコンビ・次長課長の河本準一が、生活保護受給問題のおわび会見を開いた。

 その表情は溺れる犬状態だった。

 役者だけに、それは周囲の助言と演出によるものかもしれないと多少の疑問を抱いてしまうが、私には反省と後悔する姿に見えた。

 売れっ子芸人の河本さんだからこそ、大きな話題になって、マスコミから寄ってたかってこづきまわされている。

 5,000万円もの年収がありながら、その母が生活保護を受給するというのは確かにおかしい。

 河本さんのおわび会見での釈明では、お母さんが生活保護申請をしたのは、河本さんの年収が100万円程度しかない時代だった。

 その後売れはじめて、役所からお母さんの生活支援はできないのかという問い合わせがあり、若干受給額を減らしたこともあるが、受給を打ち切ることはなかったというのだ。

 そこには、もらえるものはもらわないと損という発想があったのだと思う。

 しかし、私には河本さん一人を責めたてる気持ちにはならない。

 私の三日前のブログで書いたことだが、私は、所属する不動産の組合の会議で、補助金受給問題で年甲斐もなく、中学生みたいな正義感ふりまわした。

 組合が補助金を受給するために立てていた仮の事業計画に猛反対の意見を述べたのだ。(詳しくは三日前 5月23日のブログを読んでもらいたい)

 あのとき組合の役員が言った言葉、「もらえるもんは、もらわんと損」だった。

 その言葉を言った役員は、ずるい人ではない。

 むしろ、協会の知性と言われているような人だ。

 そんな人でさえ、自分の問題になると「もらえるものはもらわないと損」という考え方になってしまう。

 しかし、かくいう私も、仕事が見つからない子どもに、雇用促進事業として行なわれている、パソコンの研修を受けることで月額10万円の助成金をもらえる学校に行くことを勧めた。

 そして、家庭の年収が400万円を超えていると月額10万円の助成金がもらえなので、子どもが私の会社が保有するアパートに住んでいるようにみせかけることを考えた。

 「そんな不正はしたくない」と子どもにいさめられて、その計画は実行しなかった。

 ひごろ、中学校の正義感を持っているなんてきれいごとを言っている私だったが、自分のこととなると見えなくなっていた。

 そんな私が、「もらえるものはもらわないと損」という考え方で生活保護をもらっている人たちを責めることはできない。

 政治家や官僚の無駄遣い、ばらまき行政、独立行政法人、天下りを 税金の無駄遣いと批判するが、自分のためには大いに税金を使ってもらいたいといううのが国民多数の意見なのだ。

 無駄な道路を造るなと言うけれど、自分の町には必要な道路がたくさんある。

 私は、宇宙の果てがどうなっているのかを考えると頭が混乱するのだが、それと同じくらい人間社会のルールをどうしたらいいのかを考えるときも頭が混乱してくる。

 

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