« 新しいスタッフが加わりました | トップページ | うんざり、塩谷瞬二股交際疑惑報道 »

2012年5月 1日 (火)

関越道高速ツアーバス事故

 29日、関越自動車道で大きな事故が起きてしまった。

 事故以来全てのマスコミがにトップニュースとして取り上げられている。

 死者7人重軽傷者38人という大きな事故で、バスが高速道路の防音壁に真っ二つに食い込んだ映像が格好のワイドショーネタになっている。

 激安のツアーバスだったことで、乗務員の過激な労働条件が原因かもしれないと誰しも思うところだが、ワイドショーはそれをことさらに劇場仕立てにして取り上げ続けている。

 いつものことながらマスコミの常識はずれの取材が目に余る。

 子どもや、奥さんやご主人を無くした遺族を追いかけまわしマイクを突きつける。

 またしても「お子さんを亡くされたご心境は?」とインタビューしている。

 子どもや伴侶を亡くした悲しみもわからないほど心を無くしてしまっていることに気がつかないのだ。

 劣悪な労働条件で運営するバス会社や旅行会社を糾弾している。

 これも毎度のことで、よってたかって溺れる犬を叩きまわしている。

 事故を起こしたバス会社や旅行会社は責められるべくして責められている。

 私が許せないのは、こんなときのマスコミの態度の方だ。

 正義面して、悪人に仕立て上げたバス会社や旅行会社を責めたてているが、悲嘆にくれている遺族の心に手を突っ込む自分の姿に気がつかないのか。

 カメラから逃れるようにシートで目隠しして自宅に戻ってきた遺体にライトをあびせる。

 あわただしく葬儀の準備をしている家の中にテレビカメラの焦点を合せる。

 被災者の方々を思うのであれば、こんなことはできないだろう。

 人の不幸は蜜の味的な報道は、私は見たくはない。

 

« 新しいスタッフが加わりました | トップページ | うんざり、塩谷瞬二股交際疑惑報道 »

ニュース」カテゴリの記事

10テレビの功罪」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 関越道高速ツアーバス事故:

« 新しいスタッフが加わりました | トップページ | うんざり、塩谷瞬二股交際疑惑報道 »

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ