「金星の太陽面通過」「金環日食」と日食メガネ
待ちに待った6月6日。そして晴天。
私は、金環日食に備えて早々に日食メガネ購入していた。
それも家族にも見せてやりたくて、2個も。
しかし、当日はあいにくの雨。
薄日も射さなかった。
メガネは無用の長物と化したが、少しの救いが今日の金星の太陽面通過だった。
いつもどおり6時半に覚めて窓に目をやると、明るい。
晴天のようだ。
窓を開けて日食メガネをかけて太陽を見る。
小さな太陽が見えるだけ。
テレビをつけてみると、金星が太陽にかかるのは7時過ぎらしい。
そのまま眺めていたテレビが、金星の太陽面通過が始まったことを報じ始めた。
私は、再度窓に立って太陽を見るが、見えない。
当地(宮崎県)は東京より南にあるから、少し時間が遅れるのだろうと思って、引き続きテレビをながめていた。
7時半。8時。何度も太陽を見てみるのだが、見えない。
日食メガネを通して見る太陽は思ったよりずっと小さい。
1円玉よりちょっと小さく感じる。
オレンジ色に輝いているが、黒い点は見えない。
じっと目を凝らして見つめていると、オレンジの太陽の中のあちこちに黒い点が見えるような錯覚を覚える。
悲しいかな、老眼のせいかもしれない。
金環日食のために買っておいた日食メガネは、結局無駄になってしまったとがっかりした。
がっかりしたものの、せっかく買った日食メガネ。
あきらめきれずに、事務所に出勤してからも、外に出て何度か太陽を見上げてみた。
しかし、やっぱり見えない。
そこに、当社の大型新人さんが出勤してきた。
「金星見た?」
「見てません」
「日食メガネがあるから見てみる?オレは老眼で見えなかったよ」
と、日食メガネを手渡した。
大型新人さんは太陽を見るや「見える!」
日食メガネが無駄にならずにすんだと、少し嬉しい気持ちになる。
そして、どこに見えるのかを教えてもらってもう一度太陽を見つめてみた。
教えてもらった位置に、ちいさな黒い点が確かに見える。
市内に在住で、私のブログを見てくれている同業者方々で(それ以外の方々も可)、金星通過が観たい方は、当社に寄ってもらえれば日食メガネをお貸ししますよ。
日食メガネを、わざわざ購入して見るまではないかなと思うから。
追加更新
現在、午前11時25分。 金星の影が太陽の上弦方向に見える。
目の焦点の合せ方のコツがわかって、小さな黒い点だが、はっきり見えている。
太陽の前を金星が通過しているのだと思うと、感慨深いものがある。
« 普通自動二輪免許取得、さんざんな軌跡⑤ | トップページ | 普通自動二輪免許取得、さんざんな軌跡⑥ »
「ニュース」カテゴリの記事
- イスラエルにミサイル2500発 ガザ地区へ報復の空爆(2023.10.08)
- 9月1日 新学期 関東大震災の日(2023.09.01)
- 日航ジャンボ機墜落事故から37年(2023.08.13)
- 台風6号 外は暴風雨(2023.08.09)
- 台風6号接近中(2023.08.09)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 師走 ついたち(2023.12.01)
- 思わなくなったわけではない(2023.11.12)
- 過ごしやすい季節(2023.11.04)
- 11月1日 再創業(2023.11.01)
- 藤井聡太八冠を見直す(2023.10.12)
コメント